恋しちゃってもいいですか?
〜結愛side〜
「1年4組って…あ、ここか。」
「やっと見つけた。まあ先生に教えてもらったけど。」
私たちはようやく1年4組の教室を見つけ,そこに入る。やっぱ中学とは違うなぁ。ここで新しい生活が始まるんか。ちょっと楽しみ。
「ゲッ!また私席1番前やん。なんで1番の人っていっつも1番前なん?」
「出席番号順で座ろう思ったら自然とそうなるんちゃう?」
「え〜…結愛は?」
「私?えっとぉ…真ん中列右側後ろから3番目。まあまあ当たりかも!」
「ちょっと結愛いっつも席いいところ引くやん。ずるいって。」
そんなこと言われても…。まあ私の苗字であんまり4月初っ端で1番前にくることはそんな無い。それに比べ相田はそれよりも前にくる苗字があんまりないので1番になる可能性も4月初っ端で1番前になる確率も高い。
「香穂,大丈夫。アリーナ席よりマシやで。」
「そうやけど…。」
と渋々その席に座る香穂。さてと,私もそろそろ自席に座らないとな。と思い指定された席に向かう。すると私の席の後ろになるとある男の子と目があった。
俺は自分のほうに歩いてくる女の子と目があった。
すると私はなぜか分からないけど彼に心を奪われてしまった。
そして俺はその女の子のことで頭がいっぱいになってしまった。
私はたまたま今日席が後ろだった男の子に
俺はたまたま今日席が前だった女の子に
ー一目惚れしてしまった。ー
((あーあ,恋しちゃった。))
私の名前は中尾結愛。今日から鳴乃宮高校の1年生です。そんな私ですが今日早速恋をしてしまいました。その男の子は目鼻立ちの整った顔で背は高めなのにちょっと幼さが残っている。普通入学式の日くらい制服はまともに着るはずなのにその子はネクタイを緩めたりと着崩している。チャラそうなキャラなのかもしれないけど悪い気はしない。むしろ優しそう。
俺の名前は中山伊織。今日から高校生ってわけなんだけど女子とかあんま興味のなかった俺がまさか恋するなんて。その女の子はとにかく可愛くて大人しそうな子。そして小柄な体型。制服はバカ真面目に着てて俺とは全く逆のタイプの人間かもしれない。第1ボタン締めてて苦しくないんかな?少し微笑む笑顔がまた良く,誰にも優しそうな子な感じがする。
(あの人の名前なんていうんやろ?)
(あの子の名前なんていうんやろ?)
彼のことが気になるけどまだ話せへん。
彼女のことが気になるけどなんて話せばいいんやろ?
高校の入学式の日,私は
俺は
運命の出会いをした。
「1年4組って…あ、ここか。」
「やっと見つけた。まあ先生に教えてもらったけど。」
私たちはようやく1年4組の教室を見つけ,そこに入る。やっぱ中学とは違うなぁ。ここで新しい生活が始まるんか。ちょっと楽しみ。
「ゲッ!また私席1番前やん。なんで1番の人っていっつも1番前なん?」
「出席番号順で座ろう思ったら自然とそうなるんちゃう?」
「え〜…結愛は?」
「私?えっとぉ…真ん中列右側後ろから3番目。まあまあ当たりかも!」
「ちょっと結愛いっつも席いいところ引くやん。ずるいって。」
そんなこと言われても…。まあ私の苗字であんまり4月初っ端で1番前にくることはそんな無い。それに比べ相田はそれよりも前にくる苗字があんまりないので1番になる可能性も4月初っ端で1番前になる確率も高い。
「香穂,大丈夫。アリーナ席よりマシやで。」
「そうやけど…。」
と渋々その席に座る香穂。さてと,私もそろそろ自席に座らないとな。と思い指定された席に向かう。すると私の席の後ろになるとある男の子と目があった。
俺は自分のほうに歩いてくる女の子と目があった。
すると私はなぜか分からないけど彼に心を奪われてしまった。
そして俺はその女の子のことで頭がいっぱいになってしまった。
私はたまたま今日席が後ろだった男の子に
俺はたまたま今日席が前だった女の子に
ー一目惚れしてしまった。ー
((あーあ,恋しちゃった。))
私の名前は中尾結愛。今日から鳴乃宮高校の1年生です。そんな私ですが今日早速恋をしてしまいました。その男の子は目鼻立ちの整った顔で背は高めなのにちょっと幼さが残っている。普通入学式の日くらい制服はまともに着るはずなのにその子はネクタイを緩めたりと着崩している。チャラそうなキャラなのかもしれないけど悪い気はしない。むしろ優しそう。
俺の名前は中山伊織。今日から高校生ってわけなんだけど女子とかあんま興味のなかった俺がまさか恋するなんて。その女の子はとにかく可愛くて大人しそうな子。そして小柄な体型。制服はバカ真面目に着てて俺とは全く逆のタイプの人間かもしれない。第1ボタン締めてて苦しくないんかな?少し微笑む笑顔がまた良く,誰にも優しそうな子な感じがする。
(あの人の名前なんていうんやろ?)
(あの子の名前なんていうんやろ?)
彼のことが気になるけどまだ話せへん。
彼女のことが気になるけどなんて話せばいいんやろ?
高校の入学式の日,私は
俺は
運命の出会いをした。