恋しちゃってもいいですか?
「いえ,全て合ってます。そうです。俺の好きな人結愛です。」
マジかい!翔真にバレとるやんけ俺!シンプルに俺の心全て読まれたから驚く。怖,コイツ。
『そうか。まあ,取り敢えず今は優希に黙っとき。』
「なんで?」
『だってアイツ,こういうのは本人に直接言った方が早いって言ってガチで本人に言ったりする可能性があるから。』
「はぁ?ガチで?洸でも黙ってるのに。」
『小学校の頃一回それがあったんよ。』
うわマジか。優希,顔と身長と見た目は大人っぽいのに,やっぱ性格ガキやな。
『それ以来,優希に好きな人言ったら本人にバラされるから言ったらあかんってなったんよ。だから小学校から一緒やった奴は好きな人できても優希に話してるやつおらんかったな。それでも優希自身はモテてたけど。』
やっぱり学園の王子って言われてるくらいやから何かしらやらかしても許して貰えるんかな。
「そっか。なんか急に電話してごめん。ありがとう。お休み。」
『ああ,お休み。』

第1回放課後男子会議無事終了!なーんか気持ちはスッキリせえへんけど明日からまた頑張るか!!そういや敢えてかな?誰も今日の結愛について触れてへんかったな。忘れてたんかな?まあいっか。
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