恋しちゃってもいいですか?
俺は走って正門に行く。結愛からのLINEではもう正門についてるっぽい。早く行かないと。良かったぁ俺足速くて。こんなところでそれが役に立つなんて思わんかった。正門に着くと結愛が待っててくれてた。
「お待たせ,一緒に帰ろっか。」
「うん。」
あれ?なんか元気ない?俺と帰るん嫌やったかなぁ。無理してOKしてくれたんか?
「どした?大丈夫?」
「あ,ううん。ちょっと考え事してただけ。全然大丈夫よ。」
ホンマか?無理してへんか?
「そう?なんかあったらすぐ俺に言えよ?」
「うん。ありがとう。」
自分の気持ち押し込めんなよ…。俺には何言ってくれてもいいからな。逆にその方が嬉しいし。
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