恋しちゃってもいいですか?
「てかあの伊織が鳴乃宮受かったってホンマやったんや。」
「いやそれな?普通に落ちたと思ってた。」
「洸も受かったんやろ?」
「マジ?あのアホが?」
「洸もやけど伊織も結構アホやったよな?」
「定期テストほぼ毎回一桁の人間やったのによう公立通ったなぁ。」
と言ってまたケラケラ笑ってくる。言っとくけどお前らもテスト毎回一桁やったからな?
「伊織…。」
結愛が俺の袖をギュッと掴む。手は震えている。
「結愛は俺から離れんなよ?」
「うん。」
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