恋しちゃってもいいですか?
〜結愛side〜
「いい?香穂。まず私が話しかけるからそのあと香穂が謝る形でOK?あと私のフォローお願いします!!」
「OK。これで結愛とあの人の距離縮めんで。」
香穂はめっちゃ真剣。いつも私のことになると本気になってくれる。小さい頃から私が男の子たちに虐められたりしたら怒って駆けつけてくれたり泣き虫で弱虫やった私をいつも慰めてくれた。
私は深く深呼吸してあの人たちのところに向かった。
「よし。」
〜伊織side〜
「まだ落ち込んでんの?いいやんかまた話す機会あるって。」
「洸,俺は今,人生最大の失恋をした気分。」
「そんなに?」
「絶対さっきのやつでドン引きされたぁ〜。俺終わりや。」
俺はなんでか分からんかったけど今日の失敗を未だに落ち込んでた。すると…。
「あ,あの…。」
なんと!?あの子自ら俺らに話しかけてきた。バックには背の高い美人もいる。
「は,はい!?ど,どうしましたか!?」
俺の慌てた反応に洸はプスーっと笑って
『何そんなビビってんねん。』
って顔された。洸,あとで一発しばく。
「さっきはサッカー部のマネージャー勧誘ありがとうございます。」
「あーいえいえ。俺こそ急に変なこと言ってしまってすいませんでした。」
「そのことなんですけど…。」
すると後ろから美人が顔を出して
「さっきは酷い言い方して勧誘断ってごめんなさい!」
と頭下げてきた。
「あー!!いやそんなん,俺が悪いんで気にしないでください。」
「おいお前,さっきまで断られたぁ,人生最大の失敗やぁみたいなこと言ってたくせに。」
テメェおい洸コラ,いらんこと言うな。
「そんな気持ちにさせてホンマごめんなさい。」
「いやもう大丈夫すよ。もうお気になさらず。あ,俺今岡中出身の中山伊織です。もし2人が良かったら友達になりませんか?」
「え!?是非!結愛は?」
「うん!」
と笑顔で頷いてくれた。いや笑顔可愛すぎんか?
「あ,私は松来中出身の相田香穂です。香穂って呼んでください!」
「私も香穂と一緒の中学出身の中尾結愛といいます。私のことも結愛って呼んでください。」
「はいはーい!俺の名前は寺橋洸。洸って呼んでな。苗字呼びは許さんで!」
改めて洸のコミュ力の高さに尊敬する。ほんま凄いわコイツ。
「あ,そうや。2人も俺らと一緒にお昼食べへん?あと今日から伊織も香穂も結愛も敬語禁止な?友達なんやから!」
「了解!」
美人もコミュ力高いな。気が合いそうやな,この2人。俺はチラッと結愛の方を見た。すると目があったので,
「そういやさっき部活何部入るか決めたって言ってたけど中尾さ…結愛は何部入る予定なん?」
「あ,私?えっと…中学がテニス部やったってことでバド部入ろっかなって思ってて。中山…い,伊織はサッカー部?」
「まあ…。小学校の頃からやってたしな。結愛はテニスやってたんか。」
「下手くそやったけどね。香穂はソフトボール部のエースやってめっちゃ凄かったんよ。香穂も高校ではバド部入る予定なんよ。まあ私が入ろって誘ってんけどね。」
やべー緊張する!!
〜結愛side〜
めっちゃ緊張する!!でも今気になってた人,伊織と話せて嬉しい!こんな奇跡あったんや!
「バド部か。いいな。結愛にぴったりやと思うで?」
「そ、そお?なんか伊織に言われたらそうかなって思える。」
「何や嬉しいなぁ。そんなこと言ってもらえるなんて。俺他のスポーツもやるか迷ってるんよなぁ。まあほぼサッカー部入るの確定やけど。」
「…私,伊織がサッカーやってるところ見てみたいなぁ。なんちゃって!」
私何変なこと言ってるんやろ?あとバドミントン私にピッタリやって。嬉しすぎる!
〜伊織side〜
なんちゃって!?いや可愛すぎんか!!仕草も言葉も可愛い!いやもう結愛の全部が可愛い!絶対俺の彼女にしてやる!あと俺がサッカーやってるとこ見たいって!?全然見せるよ?いつでも見せるわ。あ,もう俺サッカー部入ろ。決めた決めた。あ,ヤバ鼻血出そう。
〜結愛side〜
そのあと私たち4人は一緒にお昼ご飯を食べて今日の放課後一緒に帰った。みんなでショッピングモールに寄り道してスタバを何と伊織に奢ってもらってご馳走になった。
この日はお互い一生忘れない日になった。
初めて話した記念日として。日付もな。
2022年 4月15日 2人の一生の特別で思い出の日。
コツ,コツ,コツ
「誰あのイケメン?」
「やった!今日もあのイケメン朝から見れた!」
「キャー!カッコいい!」
「今日も王子様拝めたぁ。」
新1年生として今年入学してきた1人のとある少年。彼はいわゆる『学園の王子様』ポジで4月最初の時点で学校で有名になっていた。
「いい?香穂。まず私が話しかけるからそのあと香穂が謝る形でOK?あと私のフォローお願いします!!」
「OK。これで結愛とあの人の距離縮めんで。」
香穂はめっちゃ真剣。いつも私のことになると本気になってくれる。小さい頃から私が男の子たちに虐められたりしたら怒って駆けつけてくれたり泣き虫で弱虫やった私をいつも慰めてくれた。
私は深く深呼吸してあの人たちのところに向かった。
「よし。」
〜伊織side〜
「まだ落ち込んでんの?いいやんかまた話す機会あるって。」
「洸,俺は今,人生最大の失恋をした気分。」
「そんなに?」
「絶対さっきのやつでドン引きされたぁ〜。俺終わりや。」
俺はなんでか分からんかったけど今日の失敗を未だに落ち込んでた。すると…。
「あ,あの…。」
なんと!?あの子自ら俺らに話しかけてきた。バックには背の高い美人もいる。
「は,はい!?ど,どうしましたか!?」
俺の慌てた反応に洸はプスーっと笑って
『何そんなビビってんねん。』
って顔された。洸,あとで一発しばく。
「さっきはサッカー部のマネージャー勧誘ありがとうございます。」
「あーいえいえ。俺こそ急に変なこと言ってしまってすいませんでした。」
「そのことなんですけど…。」
すると後ろから美人が顔を出して
「さっきは酷い言い方して勧誘断ってごめんなさい!」
と頭下げてきた。
「あー!!いやそんなん,俺が悪いんで気にしないでください。」
「おいお前,さっきまで断られたぁ,人生最大の失敗やぁみたいなこと言ってたくせに。」
テメェおい洸コラ,いらんこと言うな。
「そんな気持ちにさせてホンマごめんなさい。」
「いやもう大丈夫すよ。もうお気になさらず。あ,俺今岡中出身の中山伊織です。もし2人が良かったら友達になりませんか?」
「え!?是非!結愛は?」
「うん!」
と笑顔で頷いてくれた。いや笑顔可愛すぎんか?
「あ,私は松来中出身の相田香穂です。香穂って呼んでください!」
「私も香穂と一緒の中学出身の中尾結愛といいます。私のことも結愛って呼んでください。」
「はいはーい!俺の名前は寺橋洸。洸って呼んでな。苗字呼びは許さんで!」
改めて洸のコミュ力の高さに尊敬する。ほんま凄いわコイツ。
「あ,そうや。2人も俺らと一緒にお昼食べへん?あと今日から伊織も香穂も結愛も敬語禁止な?友達なんやから!」
「了解!」
美人もコミュ力高いな。気が合いそうやな,この2人。俺はチラッと結愛の方を見た。すると目があったので,
「そういやさっき部活何部入るか決めたって言ってたけど中尾さ…結愛は何部入る予定なん?」
「あ,私?えっと…中学がテニス部やったってことでバド部入ろっかなって思ってて。中山…い,伊織はサッカー部?」
「まあ…。小学校の頃からやってたしな。結愛はテニスやってたんか。」
「下手くそやったけどね。香穂はソフトボール部のエースやってめっちゃ凄かったんよ。香穂も高校ではバド部入る予定なんよ。まあ私が入ろって誘ってんけどね。」
やべー緊張する!!
〜結愛side〜
めっちゃ緊張する!!でも今気になってた人,伊織と話せて嬉しい!こんな奇跡あったんや!
「バド部か。いいな。結愛にぴったりやと思うで?」
「そ、そお?なんか伊織に言われたらそうかなって思える。」
「何や嬉しいなぁ。そんなこと言ってもらえるなんて。俺他のスポーツもやるか迷ってるんよなぁ。まあほぼサッカー部入るの確定やけど。」
「…私,伊織がサッカーやってるところ見てみたいなぁ。なんちゃって!」
私何変なこと言ってるんやろ?あとバドミントン私にピッタリやって。嬉しすぎる!
〜伊織side〜
なんちゃって!?いや可愛すぎんか!!仕草も言葉も可愛い!いやもう結愛の全部が可愛い!絶対俺の彼女にしてやる!あと俺がサッカーやってるとこ見たいって!?全然見せるよ?いつでも見せるわ。あ,もう俺サッカー部入ろ。決めた決めた。あ,ヤバ鼻血出そう。
〜結愛side〜
そのあと私たち4人は一緒にお昼ご飯を食べて今日の放課後一緒に帰った。みんなでショッピングモールに寄り道してスタバを何と伊織に奢ってもらってご馳走になった。
この日はお互い一生忘れない日になった。
初めて話した記念日として。日付もな。
2022年 4月15日 2人の一生の特別で思い出の日。
コツ,コツ,コツ
「誰あのイケメン?」
「やった!今日もあのイケメン朝から見れた!」
「キャー!カッコいい!」
「今日も王子様拝めたぁ。」
新1年生として今年入学してきた1人のとある少年。彼はいわゆる『学園の王子様』ポジで4月最初の時点で学校で有名になっていた。