【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
「……そろそろ寝るぞ、明日も仕事だ」
ポン、っと私の頭に手を置いてから立ち上がった部長。置いていかれるのは怖いのですぐさま同じように立ち上がり、一緒に後ろを着いて歩いた。
二人で並んで歯を磨いて、共に寝室へと向かう。
レッスンがないなら自分の部屋で寝た方がいいのかな?っと思ったが…さっきまで見ていたゾンビ物のドラマのせいで一人で眠るのは心細い。
そんな私のことなんて全てお見通しの部長は、、
「……おいで、沙奈」
と言っていつもの寝室のドアを開いては、腕を広げて私を受け入れてくれる。
大好きっ、と叫んでしまいたくなるのを必死で堪えその胸に飛び込めば…そのまま抱きかかえてベッドまで連れていってくれる優しい部長。
ベッドに寝かされたあと、照明が落とされ…隣に寝転んだ彼は私の身体を横向きになるように軽く転がして、背後から抱きしめるような体制をとった。
もちろん腕枕も忘れない。