【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
今日は月に一度の女の子の日でも無いのに、部長がレッスンはお休みにしようと言い出して……
二人でアクション物の洋画を見ながらお酒を飲んで楽しい時間を過ごした。
わーわー、騒ぐ私を見て時折優しく髪を撫でてくれる部長は本当に彼氏みたいで…どこまで甘えていいのか分からないが、私も彼の肩に寄りかかって恋人のような映画鑑賞の時間を楽しんだ。
ベッドでも、エッチな雰囲気は一切無しで後ろから私のことをギュッと抱きしめてくれる部長。その体温が心地よくて、すぐにでも眠りについてしまいそうになるところを頑張って起きていた。
「……憂鬱な夜にならなくて済みそうか?」
「どうかな…ちょっと物足りない気がします」
「なにをして欲しい?」
「……キスが、したいです」
グルンっと身体を回転させて、部長と向き合うと彼は少し困ったような表情を浮かべる。