【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜


未読無視、なんて今まで一度もしたことが無かったから…心配させてしまったのかもしれない。



慌てて部長に連絡を返そうとして、その手を止める。今私が真っ先に連絡するべき相手は別にいるではないか。こういう所がダメ社会人なんだろうな。


とりあえず迷惑を掛けてしまった課長に、家に着いた連絡を入れて、明日は出勤することを伝えた



すぐに既読がついて返ってきた返信には、



【仕事のことは気にしなくていいから、ゆっくり休んで】


っと綴られていて…余計なことを考えないように、と課長なりの優しさで送られたメッセージだと分かるが、、自分など居なくても仕事は回ると言われているような気がしてこれはこれで辛いものがある。



かまってちゃんだ、と言われても仕方がないような自分の行動に自分自身…嫌気がさす。



結局、辞める決断をすることも出来ず、、続けるのもしんどい。なんて甘ったれた考えのまま仕事を続けミスを犯すという負のループ。



こんな面倒な社員を雇ってしまった会社に同情してしまう。中学生や高校生の頃、女友達と喧嘩してグループから外されたりした時みたいな、そんな気持ちだ。




──…明日にならないで欲しい、、

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