【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
「……チェーン店のハンバーグでいいのか?変な気を使っているのなら、、」
「チェーン店の、ハンバーグがいいんです。コスパもタイパも最強で、みんなに愛されるだけあって味も裏切らないですし…お腹いっぱいになれるから、、あのお店がいいです。」
「………タ…イパ?」
「え…?タイムパフォーマンスの略ですけど」
あれ?私なにか変なこと言った……?
「……芳野と話をしていると、若者言葉を学ぶことが出来て助かる」
「……部長のお役に立てて光栄です」
「どういう時に使う言葉なのか俺にはよく分からないが。」
「え?うーん…例えば動画を見る時とか、倍速で再生して観たり。課題をやりながらドラマを視聴したり?」
「………慌ただしい生活を送ってるんだな」
「え?時間の有効活用、これこそタイパです!」
完璧な部長に自分が教えられることがあるなんて嬉しくて、ついつい話しすぎてしまった。そうしているうちに私のリクエストしたハンバーグのお店に到着し、部長と共に店内に足を踏み入れる。