【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
「あぁー…もしかして、流行りのパパ活ってやつ?それならセックスがデキなくても、お金さえあれば若い子とデート出来るもんね?」
……よく、分からないが、、
今、私の憧れの部長のことを物凄く貶されたような気がした。……パパ活だって?!そんなこと部長がするはずないでしょっ!!
大体、今の私たちは仕事終わりでお互いスーツを着ている。本当にこれがパパ活だとしたら…かなりマニアックな趣味のコスプレデートをしていると言うことになる。
「お金もあるし、ルックスも最高なのに。男として不能なんて…本当に残念な男。別れて正解だった」
言われっぱなしで、一切口を開かない部長に対して…なぜ言い返さないんだ?、とは思わない。
おそらく隣に私が居るから…思っていることがあったとしても、”言えない”のだろう。
そのまま言い逃げのように立ち去ろうとする美女。部長的にはこのまま彼女が立ち去ってくれるのが一番いいと思っていることだろう。…でも、
──…このまま、帰すわけないじゃん。