【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
例の社内報は部長に確認してもらってすぐにOKを貰えて。私の作成した物が採用されることになり嬉しさのあまり両手でバンザイをすると、周りの先輩方から笑われてしまった。
来週には発行され、社員に配られるということで…緊張しつつも楽しみが出来て、もっと仕事を頑張りたいという意欲がわいた。
「芳野ちゃん、今日だっけ?例のパソコン教室」
「はい、この後行ってきます!一週間で全部のスキルが学べるって…凄すぎません?レベルアップした芳野沙奈の誕生を期待して待っていてください!」
二つ年上の先輩、佐藤さんは私によく話しかけてくれて面倒を見てくれる優しいお姉さん的存在でとても大好きな先輩の一人だ。
「……一週間で全スキル?何かちょっと怪しい感じもするけど、、」
「え……そうですか?普通の教室って感じで、見学に行った時も何人か生徒さんが居ましたよ?っあ…時間なのでそろそろ出ます!お疲れ様です、お先に失礼します」
不安げに私を見つめる佐藤さんが少し気がかりだったが、やる気に満ち溢れている今の私は早くパソコンの知識を覚えたくて必死だった。
──…だから、、、