【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
歯磨きを済ませて、与えてもらった部屋に戻り布団に横になった瞬間…睡魔に襲われる。
……疲れた、、
っと同時に…同じ家に部長がいるという安心感から、塞ぎ込んでいた気持ちが少しだけ晴れたように思えた。
きっと、これから先…私が間違いを起こしそうになったときは部長が叱ってくれることだろう。
だからといって、甘えてばかりいるつもりもない。部長に借りた本を読んで少しでも業務にいかせるように頑張るんだ。
「………おやすみなさい、、一弥さん」
部長の部屋の方を見つめてそう呟きながら目を閉じて…すぐさま意識を手放した。
翌朝…目を覚ました私は、二日酔いによる酷い頭痛に襲われ布団の中でウダウダと何度も寝返りを打って二度寝、三度寝を繰り返し─…
「……芳野…大丈夫か?」
と、部長に声を掛けられるまで人様のお家で熟睡してしまい…重たい身体を起こしてノロノロと立ち上がり、部屋の外で待機していると思われる部長の元まで行く。