【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
「あの、シャワー…浴びてきていいですか?」
部長はこの先の行為を私に拒絶されたとでも思ったのか、何も言わずに身体を起こして離れる。
シャワーを浴びたいと言ったのは、この後気兼ねなく部長と夜のレッスンをすすめられるように自分もメイクを落としたりしたかっただけなので…
目の前で意気消沈している部長の両頬をふにっと摘んでそのまま軽くキスをする。
「今日は寝かせてあげないので、覚悟して待っててくださいね?」
そう言ってもう一度キスをしてみせると、微かに頬を赤く染めた彼を放置し…そのままバスルームに逃げ込んだ。
生意気なことを言ってしまったが、この先どうするか…なんて何も考えていない。
歴代の彼氏と身体を重ねる時はいつも相手の方がリードしてくれていたので…自分から仕掛ける方法なんてほぼ無知に近い。