【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
そのまま部長に抱きかかえられ、昨夜と同様に寝室に連れていかれる。昨夜と違う点があるとすればそれは─…
「んっ……んんぅ」
階段をあがる道中もキスの嵐が止まないこと。まるで恋人同士みたいなその距離感に身体が熱くなっていく。
「……沙奈っ、」
って…ベッドに寝かされたあと、切なげに私の名を呼んだ部長は…私の上に覆いかぶさって再びキスを再開する。
服の中に入ってくる手の侵入を許し、身を任せていると…先程と同様に敏感なところを責められて、迫り来る快楽から逃れようと思わず身体を捩ってしまう。
それでも、キスで塞がれているせいで言葉は出せないし…体重をかけて抑え込まれるように逃げ道を塞がれると、その快感を受け入れるしか無かった。
無意識に両膝を擦り合わせてしまうが、部長がそれを見逃してくれる訳もなく…ようやくキスが止んだと思った矢先、両脚を広げられて思わず身体を起こしてしまった。