神殺しのクロノスタシス2
「あっ、でも待って。羽久」

「何だよ?」

まだ何かあるのか?

「赤、青は良いとして、もう一色は何色にしよう!黄色?緑?紫!?どれにしよう!」

…。

くっ…そどうでも良い…。

「黄色は赤と被るかな…?オレンジっぽいし…。でも女の子は緑色ってあんまり好きじゃないかも。だからって紫だと青と被るし」

「…」

「ねぇどれにしよう!羽久!どれが良いと思う!?」

「…」

「…羽久?」

俺は、渾身の力を込めて。

シルナに、一喝をくれてやった。

「知るか!」

色くらい、適当に決めやがれ。

がーん!とした顔のシルナを置き去りに、俺は学院長室を出た。
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