神殺しのクロノスタシス2
「逃げるって…でも!あいつは『殺戮の堕天使』で…」
「そんなもんじゃねぇ。あいつは、あれは、お前と俺様じゃ無理だ」
無理、だって?
先程まで、あれだけイキっていたベルフェゴールが。
ベルフェゴールの態度を豹変させる何かが、彼にあるというのか。
「…くっ…」
ともかく。
戦うにしても逃げるにしても、クュルナさんを置いてはいけない。
最悪刺し違えてでも、クュルナさんは逃がす。
俺は、突進とばかりにナジュ・アンブローシアに体当たりした。
「おっと。痛いんですけど」
「クュルナさん!逃げて!」
クュルナさんに向かって絶叫した。
今のうちに。
だが。
「そんな…!あなただけ置いて、逃げられる訳…」
馬鹿。
俺なんて置いていけば良い。それよりも…!
「あぁ成程。女の方だけ逃がそうってことですか」
「…!」
感付かれてる。
「悪いけど、それはさせません。あなた達二人、と一匹。まとめて死んでもらいます」
「…!!」
俺はクュルナさんの盾になろうと、クュルナさんはクュルナさんで防御魔法を展開しようとした、
そのとき。
「…それはさせないよ、ナジュ君」
とんでもなく心強い仲間が、その場に駆け付けた。
「そんなもんじゃねぇ。あいつは、あれは、お前と俺様じゃ無理だ」
無理、だって?
先程まで、あれだけイキっていたベルフェゴールが。
ベルフェゴールの態度を豹変させる何かが、彼にあるというのか。
「…くっ…」
ともかく。
戦うにしても逃げるにしても、クュルナさんを置いてはいけない。
最悪刺し違えてでも、クュルナさんは逃がす。
俺は、突進とばかりにナジュ・アンブローシアに体当たりした。
「おっと。痛いんですけど」
「クュルナさん!逃げて!」
クュルナさんに向かって絶叫した。
今のうちに。
だが。
「そんな…!あなただけ置いて、逃げられる訳…」
馬鹿。
俺なんて置いていけば良い。それよりも…!
「あぁ成程。女の方だけ逃がそうってことですか」
「…!」
感付かれてる。
「悪いけど、それはさせません。あなた達二人、と一匹。まとめて死んでもらいます」
「…!!」
俺はクュルナさんの盾になろうと、クュルナさんはクュルナさんで防御魔法を展開しようとした、
そのとき。
「…それはさせないよ、ナジュ君」
とんでもなく心強い仲間が、その場に駆け付けた。