神殺しのクロノスタシス2
ある日のこと。
村の占い師のような、怪しげな老婆がやって来る。
私を見て、そしてぎょっとした。
「…これは鬼だ」
老婆は身体を震わせながら、そう言った。
…鬼?
鬼って何?
「これはとんでもない忌み子だよ。なんて気味が悪い…」
何?
何を言ってるの?
「この子は、生きているだけで人を不幸にする」
この人、何言ってるの?
私は、私はただ。
「大きな災いを呼ぶ鬼だ。殺してしまった方が良い」
愛されたいだけなのに。
この人は、何でそんな目で。
皆して、どうしてそんな目で。
私が全ての不幸の塊のように、そんな目で見るの?
村の占い師のような、怪しげな老婆がやって来る。
私を見て、そしてぎょっとした。
「…これは鬼だ」
老婆は身体を震わせながら、そう言った。
…鬼?
鬼って何?
「これはとんでもない忌み子だよ。なんて気味が悪い…」
何?
何を言ってるの?
「この子は、生きているだけで人を不幸にする」
この人、何言ってるの?
私は、私はただ。
「大きな災いを呼ぶ鬼だ。殺してしまった方が良い」
愛されたいだけなのに。
この人は、何でそんな目で。
皆して、どうしてそんな目で。
私が全ての不幸の塊のように、そんな目で見るの?