神殺しのクロノスタシス2
一年生達と、俺達三人の教師陣を乗せたバスが、動物園に到着した。
しかし、今更ながら。
魔導学院の生徒が楽しく遠足って、なんか間違ってるような、何て言うか…。
「あっ、着いた着いた!見て羽久!キリン!キリンがほら!ちらっと見えるよ!」
「…」
生徒以上に楽しんでるな、この男。
まだ動物園に入ってもいないんだけど?
「長い人生生きてるでしょうに、今更キリンで喜ぶとは…」
「キリンには恵まれない人生だったんだろ、多分…」
もう、こいつは放置で良い。
多分放っとけば、猿の厩舎に勝手に入ってるだろう。
「はいはい生徒達~。こっち並んで。チケット配るから」
「団体客用のゲートから入りますよー」
引率にナジュがいてくれて良かった。
「あっ!ゾウだ!ゾウがちらっとほら!ねぇゾウ!」
ゾウが何だよこの野郎。
こいつがこの体たらくでは、まともに引率も出来やしない。
しかし、今更ながら。
魔導学院の生徒が楽しく遠足って、なんか間違ってるような、何て言うか…。
「あっ、着いた着いた!見て羽久!キリン!キリンがほら!ちらっと見えるよ!」
「…」
生徒以上に楽しんでるな、この男。
まだ動物園に入ってもいないんだけど?
「長い人生生きてるでしょうに、今更キリンで喜ぶとは…」
「キリンには恵まれない人生だったんだろ、多分…」
もう、こいつは放置で良い。
多分放っとけば、猿の厩舎に勝手に入ってるだろう。
「はいはい生徒達~。こっち並んで。チケット配るから」
「団体客用のゲートから入りますよー」
引率にナジュがいてくれて良かった。
「あっ!ゾウだ!ゾウがちらっとほら!ねぇゾウ!」
ゾウが何だよこの野郎。
こいつがこの体たらくでは、まともに引率も出来やしない。