神殺しのクロノスタシス2
小動物と戯れた後。
あ、ちゃんと手はしっかり洗ったぞ。石鹸でな。
次に、猛獣エリアにやって来た。
結局こっちにも来るのかよ。
ペンギンだのキリンだの小動物には、あれだけはしゃいでいたのに。
「…」
何故か、猛獣にはびびっている様子のシルナ。
何で?
心配しなくても、お前の方が強いから大丈夫だと思うぞ。
しかも。
「ガラス越しだぞ。何びびってんだ」
「だって…。ライオンとかヒョウがいるんだよ?がおーって襲われたら怖いじゃない」
お前の方がよっぽど怖いけどな。俺は。
で、ナジュは。
「お?何ですかこのライオン。僕のことじっと睨んでるようですが。やりますか?相手してやりましょうか?」
挑発をするな。
なんて大人気のない。
「そういやお前…。動物の心とかは読めるの…?」
人間相手には容赦なく読んでるみたいだけど。
動物には通用するのか?
「残念ながら、動物相手にはさっぱり分かりません」
「あ、そう…」
「まぁ僕不死身なんで!襲われても全然怖くないんですけどね!」
そんな良い笑顔で言われても。
ナジュは、睨み付けるライオンを軽々と無視して、先に進んだ。
で、俺とシルナがその後に続こうとしていたら。
痺れを切らしたように、ガラス越しにライオンが牙を剥き、ガオーとばかりに威嚇してきた。
「ぴきゃぁぁぁ!」
シルナ、絶叫。
ナジュ相手では、勝てそうもないから我慢していたが。
シルナなら行けると思って、襲い掛かろうとしたんだろうなぁ。
実際、効果覿面だし。
「羽久ぇ…」
「…」
ライオンの威嚇に、涙目でびびる学院長。
お前、今世、人間で良かったな。
前世シマウマとかだったら、一瞬で食われてたぞ。
あ、ちゃんと手はしっかり洗ったぞ。石鹸でな。
次に、猛獣エリアにやって来た。
結局こっちにも来るのかよ。
ペンギンだのキリンだの小動物には、あれだけはしゃいでいたのに。
「…」
何故か、猛獣にはびびっている様子のシルナ。
何で?
心配しなくても、お前の方が強いから大丈夫だと思うぞ。
しかも。
「ガラス越しだぞ。何びびってんだ」
「だって…。ライオンとかヒョウがいるんだよ?がおーって襲われたら怖いじゃない」
お前の方がよっぽど怖いけどな。俺は。
で、ナジュは。
「お?何ですかこのライオン。僕のことじっと睨んでるようですが。やりますか?相手してやりましょうか?」
挑発をするな。
なんて大人気のない。
「そういやお前…。動物の心とかは読めるの…?」
人間相手には容赦なく読んでるみたいだけど。
動物には通用するのか?
「残念ながら、動物相手にはさっぱり分かりません」
「あ、そう…」
「まぁ僕不死身なんで!襲われても全然怖くないんですけどね!」
そんな良い笑顔で言われても。
ナジュは、睨み付けるライオンを軽々と無視して、先に進んだ。
で、俺とシルナがその後に続こうとしていたら。
痺れを切らしたように、ガラス越しにライオンが牙を剥き、ガオーとばかりに威嚇してきた。
「ぴきゃぁぁぁ!」
シルナ、絶叫。
ナジュ相手では、勝てそうもないから我慢していたが。
シルナなら行けると思って、襲い掛かろうとしたんだろうなぁ。
実際、効果覿面だし。
「羽久ぇ…」
「…」
ライオンの威嚇に、涙目でびびる学院長。
お前、今世、人間で良かったな。
前世シマウマとかだったら、一瞬で食われてたぞ。