神殺しのクロノスタシス2
貸し切りバスに乗り、温泉宿に到着。
ここがベルカの実家なのか。
「しかし、遠足が温泉って。最早日帰り旅行ですね」
「お前な…。提案したの自分だろうが」
何を今更。
「わぁ~!綺麗だねぇ羽久」
先日まで、へそを曲げていたシルナだが。
遠足となると、すぐにテンションが上がってきたようで。
まぁ切り替え早いのは良いことだ。
いつまでもうじうじされてたら、こっちも気が滅入るし。
で、何が綺麗だって?
シルナの指差す先には、真っ赤に染まった、見事な紅葉であった。
「はー…。本当に綺麗だな」
「でしょ?でしょ?」
何故お前が自慢気?
観光地なだけあって、さすがの景色。
これを見ながら温泉に入れるとは。
夜だったらもっと綺麗だったろうけど、今回は仕方ない。
まぁ、昼間でも充分綺麗だ。
「僕、紅葉が綺麗だって思ったことないんですよねぇ。だって、葉っぱですよ?所詮」
「…」
…なんか、水を差してくる奴がいる。
「冬になったらハゲ頭になるから、最後の抵抗として赤くなってるんですかね?」
「…知らねぇよ…」
それ、お前。生徒には言うなよ。
生徒は喜んで来てるんだから。
そりゃ確かに、俺も正直、紅葉より桜とかの方が好きだけど。
折角の秋なんだから。
風情も糞もない奴だ。
「済みません、僕風情も糞もない人間で」
「全くだ」
そういうところだ。そういうところ。
ちなみに。
言うまでもないことだが、男女はそれぞれ別風呂。
これは当たり前である。
ナジュは平気な顔をして、「え?僕は別に女湯でも良いんですけど」とか抜かしてたが。
それは聞こえないことにして。
生徒と教師も、別風呂である。
だってさ、ほら。
俺達は別に良いんだけど。
教師まで生徒と一緒に男湯に入ったら、生徒達が気まずいだろ?
教師がいると、話せないこともあるだろうし。
そんな訳で、何が楽しくて。
教師三人衆(全員男)で、仲良く入浴タイムである。
ここがベルカの実家なのか。
「しかし、遠足が温泉って。最早日帰り旅行ですね」
「お前な…。提案したの自分だろうが」
何を今更。
「わぁ~!綺麗だねぇ羽久」
先日まで、へそを曲げていたシルナだが。
遠足となると、すぐにテンションが上がってきたようで。
まぁ切り替え早いのは良いことだ。
いつまでもうじうじされてたら、こっちも気が滅入るし。
で、何が綺麗だって?
シルナの指差す先には、真っ赤に染まった、見事な紅葉であった。
「はー…。本当に綺麗だな」
「でしょ?でしょ?」
何故お前が自慢気?
観光地なだけあって、さすがの景色。
これを見ながら温泉に入れるとは。
夜だったらもっと綺麗だったろうけど、今回は仕方ない。
まぁ、昼間でも充分綺麗だ。
「僕、紅葉が綺麗だって思ったことないんですよねぇ。だって、葉っぱですよ?所詮」
「…」
…なんか、水を差してくる奴がいる。
「冬になったらハゲ頭になるから、最後の抵抗として赤くなってるんですかね?」
「…知らねぇよ…」
それ、お前。生徒には言うなよ。
生徒は喜んで来てるんだから。
そりゃ確かに、俺も正直、紅葉より桜とかの方が好きだけど。
折角の秋なんだから。
風情も糞もない奴だ。
「済みません、僕風情も糞もない人間で」
「全くだ」
そういうところだ。そういうところ。
ちなみに。
言うまでもないことだが、男女はそれぞれ別風呂。
これは当たり前である。
ナジュは平気な顔をして、「え?僕は別に女湯でも良いんですけど」とか抜かしてたが。
それは聞こえないことにして。
生徒と教師も、別風呂である。
だってさ、ほら。
俺達は別に良いんだけど。
教師まで生徒と一緒に男湯に入ったら、生徒達が気まずいだろ?
教師がいると、話せないこともあるだろうし。
そんな訳で、何が楽しくて。
教師三人衆(全員男)で、仲良く入浴タイムである。