神殺しのクロノスタシス2
えーっと。他に。
何かあるかな。学生の悩み。
「思春期の悩みと言えば、あれもありますよ」
「あれ?」
「性欲」
噴き出すかと思った。
「何を言い出すんだ、お前は」
「いや、大事なことですよ?前世で習いましたから。性欲は我慢しちゃいけないって」
どうなってるんだ、お前の前世は。
でもまぁ、確かに…そういうことも気になる年頃かもしれない。
特に中等部はな。
「好きな人がいるけど、告白出来ない…とか」
そんな相談をされたら、俺はどう答えれば良いんだ。
「ナジュなら何て答えるんだ?」
「まずは押せ。押して駄目なら更に押せ。それでも駄目なら押し倒せ」
お前の貞操観念、どうなってんの?
「済みません、前世でそう習ったもんですから」
だからどうなってるんだ、お前の前世は。
「がっ、学校内でっ、そ、そんな、甘酸っぱいことは、だ、駄目だよっ」
何故か超恥ずかしがってるシルナ。
お前、シュニィとアトラスの恋路を、あれだけ盗み見ておいて。
今更どの口が言ってるんだ。
「思春期なんだから、大いに不純異性交遊するべきですよ。今しか出来ない青春って奴です」
そんなR18に偏った青春は御免だ。
他の学院でやってくれ。
「馬鹿らしい。学校を何だと思ってるんですか。惚れた腫れたがしたいなら、学院の外でやりなさい」
と、冷たい答えのイレース。
良かったな、シュニィとアトラス。
あの時代にイレースがいたら、お前達、多分結ばれなかったぞ。
イレースはそう言うが、ああいう青春っぽい恋愛は、アリだと思うけどな。
シュニィ達を見てたから、余計そう思うのかもしれない。
ナジュの言い方は生々しいが、確かに、そういうことに興味を覚える年頃なんだし。
それはもう、人間としての本能であって。
人を好きになるという気持ちは、自分でどうにか出来る問題じゃない。
「僕もそう思います」
「…ナジュ…」
勝手に心を読むな、と言いたいところだが。
そうだな。お前は…そうだろうな。
まぁ、そういうことは、教師がやめろと言ったって、やめられるものでもなし。
勉学に支障のない範囲で、相応にな。
何かあるかな。学生の悩み。
「思春期の悩みと言えば、あれもありますよ」
「あれ?」
「性欲」
噴き出すかと思った。
「何を言い出すんだ、お前は」
「いや、大事なことですよ?前世で習いましたから。性欲は我慢しちゃいけないって」
どうなってるんだ、お前の前世は。
でもまぁ、確かに…そういうことも気になる年頃かもしれない。
特に中等部はな。
「好きな人がいるけど、告白出来ない…とか」
そんな相談をされたら、俺はどう答えれば良いんだ。
「ナジュなら何て答えるんだ?」
「まずは押せ。押して駄目なら更に押せ。それでも駄目なら押し倒せ」
お前の貞操観念、どうなってんの?
「済みません、前世でそう習ったもんですから」
だからどうなってるんだ、お前の前世は。
「がっ、学校内でっ、そ、そんな、甘酸っぱいことは、だ、駄目だよっ」
何故か超恥ずかしがってるシルナ。
お前、シュニィとアトラスの恋路を、あれだけ盗み見ておいて。
今更どの口が言ってるんだ。
「思春期なんだから、大いに不純異性交遊するべきですよ。今しか出来ない青春って奴です」
そんなR18に偏った青春は御免だ。
他の学院でやってくれ。
「馬鹿らしい。学校を何だと思ってるんですか。惚れた腫れたがしたいなら、学院の外でやりなさい」
と、冷たい答えのイレース。
良かったな、シュニィとアトラス。
あの時代にイレースがいたら、お前達、多分結ばれなかったぞ。
イレースはそう言うが、ああいう青春っぽい恋愛は、アリだと思うけどな。
シュニィ達を見てたから、余計そう思うのかもしれない。
ナジュの言い方は生々しいが、確かに、そういうことに興味を覚える年頃なんだし。
それはもう、人間としての本能であって。
人を好きになるという気持ちは、自分でどうにか出来る問題じゃない。
「僕もそう思います」
「…ナジュ…」
勝手に心を読むな、と言いたいところだが。
そうだな。お前は…そうだろうな。
まぁ、そういうことは、教師がやめろと言ったって、やめられるものでもなし。
勉学に支障のない範囲で、相応にな。