神殺しのクロノスタシス2
…ところで。
「今のところ、何一つ僕達、相談に乗れてませんけど」
「…」
「どうします?」
…半分くらいは、お前のせいのような気がするんだけど。
俺の気のせいかな。
「不味いなぁ。カウンセラーがこの状態で、もし今相談者が来たら、」
と、シルナが言いかけた、そのとき。
トントン、と学院長室の扉がノックされた。
おい、嘘だろ。
「は、は、はいっ?何かな?」
慌てて、扉を開けるシルナ。
するとそこには、中等部三年生の女子生徒が二人。
「あのぅ…。お悩み相談室やってるって聞いて…」
「…」
…やべぇ。
本当に来ちゃった。
「済みません、うち今冷やし中華品切れで…」
と、アホなこと言ってるナジュを後ろに追いやって。
とにかく、相談内容だ。相談内容を聞いて、何とか切り抜け、
「う、うん。大丈夫だよ、何でも…どんな悩みでも、バッチリ解決してあげるから!」
シルナ、言ってることは頼もしいが。
目が泳いでるぞ。
どうするんだよ。今の俺達に対処出来ない悩みが来たら…。
すると。
「えっと…勉強…分からないところがあるので、教えてもらえますか?」
「…へ?」
「え?」
「…」
…予想斜め上の相談が来た。
何故俺達は、それを失念していたのか。
普通学生の悩みと言ったら、そりゃ交遊関係もあるけど、勉強に関する悩みだって、同じくらい…。
「だ…駄目ですか?」
「だっ…大丈夫だよ!むしろそれ得意!得意な奴だから!何でも答えてあげられるよ!」
「…??」
シルナ、気持ちは分かるが。
得意な奴とか、いちいち言わなくて良い。
二人共、きょとんとしてるから。
とにかく、今日のところは何とかなりそうで、良かった。
「今のところ、何一つ僕達、相談に乗れてませんけど」
「…」
「どうします?」
…半分くらいは、お前のせいのような気がするんだけど。
俺の気のせいかな。
「不味いなぁ。カウンセラーがこの状態で、もし今相談者が来たら、」
と、シルナが言いかけた、そのとき。
トントン、と学院長室の扉がノックされた。
おい、嘘だろ。
「は、は、はいっ?何かな?」
慌てて、扉を開けるシルナ。
するとそこには、中等部三年生の女子生徒が二人。
「あのぅ…。お悩み相談室やってるって聞いて…」
「…」
…やべぇ。
本当に来ちゃった。
「済みません、うち今冷やし中華品切れで…」
と、アホなこと言ってるナジュを後ろに追いやって。
とにかく、相談内容だ。相談内容を聞いて、何とか切り抜け、
「う、うん。大丈夫だよ、何でも…どんな悩みでも、バッチリ解決してあげるから!」
シルナ、言ってることは頼もしいが。
目が泳いでるぞ。
どうするんだよ。今の俺達に対処出来ない悩みが来たら…。
すると。
「えっと…勉強…分からないところがあるので、教えてもらえますか?」
「…へ?」
「え?」
「…」
…予想斜め上の相談が来た。
何故俺達は、それを失念していたのか。
普通学生の悩みと言ったら、そりゃ交遊関係もあるけど、勉強に関する悩みだって、同じくらい…。
「だ…駄目ですか?」
「だっ…大丈夫だよ!むしろそれ得意!得意な奴だから!何でも答えてあげられるよ!」
「…??」
シルナ、気持ちは分かるが。
得意な奴とか、いちいち言わなくて良い。
二人共、きょとんとしてるから。
とにかく、今日のところは何とかなりそうで、良かった。