神殺しのクロノスタシス2

side令月

──────…はぁ。

僕は、学生寮の空き部屋に案内された。

そこには備え付けのベッドと、デスクや本棚が置いてあった。

ベッドに座って、僕は考える。

とりあえず…イーニシュフェルト魔導学院には、潜入出来た。

「大丈夫…。僕は出来る。大丈夫…」

自分に、そう言い聞かせる。

失敗は許されない。絶対に、任務を完遂させる。

大丈夫。僕なら出来る。

その為に、僕はここに来たのだから。





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