神殺しのクロノスタシス2
生徒達の下衆な質問のせいで、既にあわあわしているシルナ。
しかし、可愛い生徒達の質問攻めは、容赦なく続く。
「じゃあ、今まで何人の彼女がいたんですか?」
「ぐぬぬぬ…」
こういうこと、躊躇いなくさらっと聞けるのが、女子高生の強みだよな。
照れるとか恥ずかしがるとか、一切ないもん。
今日の晩御飯何?くらいの感覚で聞いてるぞ、多分。
「学院長先生も、彼女くらいいたことありますよね?」
「長生きですもんね!」
「実は忘れられない生徒が…とか!」
実に下衆な質問だな。
そして、無慈悲な質問でもある。
シルナの返答は。
「も…」
「…も?」
「黙秘権を…行使します」
大人気のない返事である。
「何でも聞いてくれて良いって言ったじゃないですか!」
「何でも聞いて良いとは言ったけど、何でも答えるとは言ってないもんね!」
おまけに、この子供みたいな屁理屈。
どちらが子供か、分かったものじゃない。
「それはズルいですよ学院長!」
「聞いて良いってことは、答える気があるってことじゃないですか!」
「都合の悪い質問だけ黙るなんて、卑怯だと思います!」
「ぐぬぬぬぬ…」
まぁ…これは生徒が正しいな。
都合の悪い質問は黙秘するとか、悪徳な政治家じゃないんだから。
疚しいことがないなら、答えられるだろう。
「さぁ!さぁさぁ学院長!」
「答えてください!」
「彼女は何人いたんですか?」
ぐいぐいぐい、と迫ってくる新聞部三人組。
これは凄い圧力だ。
「…な、いよ」
シルナは、半泣きで答えた。
「え?」
「彼女なんていたことないよ!悪かったね!」
「…」
「私は教師だもん!生徒に教えるのに必死で、自分の…れ、恋愛事情なんて!構ってる暇なんてなかったんだもん!」
「…」
「べ、別に全然女の人にモテなかったとか…そ、そういう訳じゃないからね!そういう訳じゃないから!」
…まさかの、ツンデレ発動。
これには、部長のベルカも。
「…なんか、済みませんでした」
憐れんでた。
シルナ、最早ガチ泣きであった。
まぁ、あれだよ。
元気出せ。
しかし、可愛い生徒達の質問攻めは、容赦なく続く。
「じゃあ、今まで何人の彼女がいたんですか?」
「ぐぬぬぬ…」
こういうこと、躊躇いなくさらっと聞けるのが、女子高生の強みだよな。
照れるとか恥ずかしがるとか、一切ないもん。
今日の晩御飯何?くらいの感覚で聞いてるぞ、多分。
「学院長先生も、彼女くらいいたことありますよね?」
「長生きですもんね!」
「実は忘れられない生徒が…とか!」
実に下衆な質問だな。
そして、無慈悲な質問でもある。
シルナの返答は。
「も…」
「…も?」
「黙秘権を…行使します」
大人気のない返事である。
「何でも聞いてくれて良いって言ったじゃないですか!」
「何でも聞いて良いとは言ったけど、何でも答えるとは言ってないもんね!」
おまけに、この子供みたいな屁理屈。
どちらが子供か、分かったものじゃない。
「それはズルいですよ学院長!」
「聞いて良いってことは、答える気があるってことじゃないですか!」
「都合の悪い質問だけ黙るなんて、卑怯だと思います!」
「ぐぬぬぬぬ…」
まぁ…これは生徒が正しいな。
都合の悪い質問は黙秘するとか、悪徳な政治家じゃないんだから。
疚しいことがないなら、答えられるだろう。
「さぁ!さぁさぁ学院長!」
「答えてください!」
「彼女は何人いたんですか?」
ぐいぐいぐい、と迫ってくる新聞部三人組。
これは凄い圧力だ。
「…な、いよ」
シルナは、半泣きで答えた。
「え?」
「彼女なんていたことないよ!悪かったね!」
「…」
「私は教師だもん!生徒に教えるのに必死で、自分の…れ、恋愛事情なんて!構ってる暇なんてなかったんだもん!」
「…」
「べ、別に全然女の人にモテなかったとか…そ、そういう訳じゃないからね!そういう訳じゃないから!」
…まさかの、ツンデレ発動。
これには、部長のベルカも。
「…なんか、済みませんでした」
憐れんでた。
シルナ、最早ガチ泣きであった。
まぁ、あれだよ。
元気出せ。