神殺しのクロノスタシス2
さて、次に僕が行ったのは。

特に、何もしないこと。

普通の、ごく一般的な、イーニシュフェルト魔導学院の生徒を演じることだった。

一番面倒臭いが、しかし、効果的な方法でもあった。

というのも。









「ねぇ、聞いた?」

「何々?」

「今度、聖魔騎士団魔導部隊所属の魔導師が、直々に授業しに来てくれるんだって!」

クラスメイトが、そんな話をしているのを聞いた。





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