神殺しのクロノスタシス2
「綺麗事で取り繕っているに過ぎん。結局は、お前の才能を利用されるだけよ。蟲毒の呪いを受けたお前に出来るのは、今までも、これからも、人を殺すことのみ」
「ごちゃごちゃうるせぇよボケ老人」
俺は、ずっと言いたかったことを言ってやった。
何をぐだぐだ言ってやがる。
「てめぇが何を言おうが、負け犬の遠吠えなんだよ。令月はこっちを選んだ。その事実は変わらない」
少なくともお前のところよりは、こっちの方が良いって言ってんだよ。
当たり前だろうが。
お前らの常識なんざ、知ったことか。
「尻尾巻いて、さっさと巣に帰れ」
「…いずれにせよ、お前は『アメノミコト』を裏切った」
まだぐだぐだ言ってやがる。
「我らを敵に回したこと、後悔することになるぞ。シルナ・エインリー。そして聖魔騎士団の呪い師共」
「耄碌してんなジジィ。お前らの組織の暗殺者とやら、うちの『呪い師』にボコボコにやられてるみたいだが?」
ベリクリーデなんて、お宅らの刺客を、文字通りお星様にしたと聞いてるが。
屋上では、ルシェリート一家が仲良くピクニック状態だ。
その体たらくで何を言われても、こちらとしては笑止千万なんだが?
「あ奴らごときを倒して喜んでいるようでは、聖魔騎士団も大したことはないというものよ」
…あ?
何だお前。
「所詮奴は四天王の中でも最弱…」的な台詞を、まさかこんな糞ジジィに言われるとは。
RPGゲームでもやってんのか。
「本気の『アメノミコト』は、こんなものではない」
「それ、負けフラグの台詞だって知ってるか?」
そんな台詞吐いて、マジで向こうの方が強かった、なんてシチュエーション、ないから。
所詮お前ら、やられ役だから。
負け犬だから。
「ごめんボケてるから知らないんだよな。さっさと老人ホーム帰れ。よその国まで徘徊してきてんじゃねぇ」
認知症に加えて、中二病まで拗らせてるとご御愁傷様だな。
うちのシルナの、千倍は酷いわ。
いや、シルナと比べるのもおこがましいレベル。
こいつに比べりゃ、シルナの痴呆ぶりは、まだ可愛いもんだ。
「…羽久が、敵をディスりながら、遠回しに私に失礼なことを言ってる気がする…」
お前ちょっと黙っててもらって良いかな。
「失せろジジィ。二度と来るな」
「…」
ボケ老人は、醜い捨て台詞の代わりに。
醜い笑みを浮かべ。
まるで霧が晴れるように、一瞬でその場から消えた。
「ごちゃごちゃうるせぇよボケ老人」
俺は、ずっと言いたかったことを言ってやった。
何をぐだぐだ言ってやがる。
「てめぇが何を言おうが、負け犬の遠吠えなんだよ。令月はこっちを選んだ。その事実は変わらない」
少なくともお前のところよりは、こっちの方が良いって言ってんだよ。
当たり前だろうが。
お前らの常識なんざ、知ったことか。
「尻尾巻いて、さっさと巣に帰れ」
「…いずれにせよ、お前は『アメノミコト』を裏切った」
まだぐだぐだ言ってやがる。
「我らを敵に回したこと、後悔することになるぞ。シルナ・エインリー。そして聖魔騎士団の呪い師共」
「耄碌してんなジジィ。お前らの組織の暗殺者とやら、うちの『呪い師』にボコボコにやられてるみたいだが?」
ベリクリーデなんて、お宅らの刺客を、文字通りお星様にしたと聞いてるが。
屋上では、ルシェリート一家が仲良くピクニック状態だ。
その体たらくで何を言われても、こちらとしては笑止千万なんだが?
「あ奴らごときを倒して喜んでいるようでは、聖魔騎士団も大したことはないというものよ」
…あ?
何だお前。
「所詮奴は四天王の中でも最弱…」的な台詞を、まさかこんな糞ジジィに言われるとは。
RPGゲームでもやってんのか。
「本気の『アメノミコト』は、こんなものではない」
「それ、負けフラグの台詞だって知ってるか?」
そんな台詞吐いて、マジで向こうの方が強かった、なんてシチュエーション、ないから。
所詮お前ら、やられ役だから。
負け犬だから。
「ごめんボケてるから知らないんだよな。さっさと老人ホーム帰れ。よその国まで徘徊してきてんじゃねぇ」
認知症に加えて、中二病まで拗らせてるとご御愁傷様だな。
うちのシルナの、千倍は酷いわ。
いや、シルナと比べるのもおこがましいレベル。
こいつに比べりゃ、シルナの痴呆ぶりは、まだ可愛いもんだ。
「…羽久が、敵をディスりながら、遠回しに私に失礼なことを言ってる気がする…」
お前ちょっと黙っててもらって良いかな。
「失せろジジィ。二度と来るな」
「…」
ボケ老人は、醜い捨て台詞の代わりに。
醜い笑みを浮かべ。
まるで霧が晴れるように、一瞬でその場から消えた。