一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
memory:13
いよいよ三年生の二学期が始まった。
教室では赤本を開く人、単語カードをめくる人…
そんなみんなの姿を見てるとあたしも頑張らなきゃ!って気持ちになる。
家だとついダラダラしちゃうから図書室や自習室で勉強することが増えている。
推薦で決まった浅丘君だけどたまにわからないところとか教えてくれる。
ほのちゃんや葉ちゃん、久住君もそれぞれ頑張っているから余計にあたしもしっかりしなくちゃって気持ちになるんだ。
「ゆ、優兄〜…」
今回誰よりも早く涙を流したのはもちろんあたし。
だってあたしの心のオアシスがいなくなっちゃうんだよ!?
「そんなに泣かないで、愛。三ヶ月後には帰ってくるから。」
そう、今月9月はいよいよ優兄の留学出発。
秋晴れの気持ちいい良き日、優兄はいよいよ一ノ瀬家を離れる。
「優兄!…早く帰ってきてね…」
涙目になっているのは直君。
「クリスマスには帰ってきなよ、愛がバカみたいに料理作るんだから。」
教室では赤本を開く人、単語カードをめくる人…
そんなみんなの姿を見てるとあたしも頑張らなきゃ!って気持ちになる。
家だとついダラダラしちゃうから図書室や自習室で勉強することが増えている。
推薦で決まった浅丘君だけどたまにわからないところとか教えてくれる。
ほのちゃんや葉ちゃん、久住君もそれぞれ頑張っているから余計にあたしもしっかりしなくちゃって気持ちになるんだ。
「ゆ、優兄〜…」
今回誰よりも早く涙を流したのはもちろんあたし。
だってあたしの心のオアシスがいなくなっちゃうんだよ!?
「そんなに泣かないで、愛。三ヶ月後には帰ってくるから。」
そう、今月9月はいよいよ優兄の留学出発。
秋晴れの気持ちいい良き日、優兄はいよいよ一ノ瀬家を離れる。
「優兄!…早く帰ってきてね…」
涙目になっているのは直君。
「クリスマスには帰ってきなよ、愛がバカみたいに料理作るんだから。」