一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
「だって〜〜!お願い!!ね!」
「とにかく!もう少しあるんだから二人を探そう!」
今度はあたしが葉ちゃんの手を引っ張って校舎の方に走り出す。
教室、くらいしか思いつかない。
けど、今の時間なら教室には誰もいないっていっても過言ではないと思う。
あたしたちは走って3年E組前まで来た。
予想通り人はいない。
さっきまで賑わってたのに、ミスコンの人気おそるべし。
とにかく中を確認…
「わ、わかんないよ!!」
ドアに手をかけた瞬間、はるひちゃんの声が響いた。
あたしと葉ちゃんは顔を見合わせた。
「れ、玲ちゃ…」
「しいっ!ここで見守ろう…」
あたしと葉ちゃんはドアの隙間からこっそり中を見た。
うっすらだけどはるひちゃんと玲が向かい合ってるみたい。
「あたしは、一ノ瀬君の邪魔になりたくなくて…だけど本当は別れたくなんかなくって…だから距離ができてもきっと大丈夫だって信じてたかった。」
「とにかく!もう少しあるんだから二人を探そう!」
今度はあたしが葉ちゃんの手を引っ張って校舎の方に走り出す。
教室、くらいしか思いつかない。
けど、今の時間なら教室には誰もいないっていっても過言ではないと思う。
あたしたちは走って3年E組前まで来た。
予想通り人はいない。
さっきまで賑わってたのに、ミスコンの人気おそるべし。
とにかく中を確認…
「わ、わかんないよ!!」
ドアに手をかけた瞬間、はるひちゃんの声が響いた。
あたしと葉ちゃんは顔を見合わせた。
「れ、玲ちゃ…」
「しいっ!ここで見守ろう…」
あたしと葉ちゃんはドアの隙間からこっそり中を見た。
うっすらだけどはるひちゃんと玲が向かい合ってるみたい。
「あたしは、一ノ瀬君の邪魔になりたくなくて…だけど本当は別れたくなんかなくって…だから距離ができてもきっと大丈夫だって信じてたかった。」