一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
memory:18
家に帰ったのは8時過ぎ。
皓さんが送ってくれた。
玄関に飛び出してきたのは青い顔をしたりっちゃん。
「愛!どこに行ってたんだ!心配したんだぞ…!」
そして隣にいる皓さんの顔を見て眉をひそめる。
「そちらは?」
「この人は、…」
「はじめまして、いや、一度会ってるけどあの時はまだ小さかったから覚えてないよね。律君。」
そっか、皓さんはりっちゃんに暁ちゃんたちのお葬式の時に会ってるんだっけ。
「神崎皓さん、暁ちゃんの弟さん。」
あたしがそう言うとりっちゃんは皓さんを睨みつけた。
「愛に何か余計なこと言ったんですか?…愛を傷つけたら俺は許さないから。」
えっ!?
なんで?
「愛、泣いたあとついてる。」
いつのまにかりっちゃんの後ろにいた玲が自分の頰を指差した。
「ち、違うの!これは…」
「とにかくもう愛に近づかないでください。ほら、愛。部屋に入って。」
りっちゃん、どうしたんだろう。
皓さんが送ってくれた。
玄関に飛び出してきたのは青い顔をしたりっちゃん。
「愛!どこに行ってたんだ!心配したんだぞ…!」
そして隣にいる皓さんの顔を見て眉をひそめる。
「そちらは?」
「この人は、…」
「はじめまして、いや、一度会ってるけどあの時はまだ小さかったから覚えてないよね。律君。」
そっか、皓さんはりっちゃんに暁ちゃんたちのお葬式の時に会ってるんだっけ。
「神崎皓さん、暁ちゃんの弟さん。」
あたしがそう言うとりっちゃんは皓さんを睨みつけた。
「愛に何か余計なこと言ったんですか?…愛を傷つけたら俺は許さないから。」
えっ!?
なんで?
「愛、泣いたあとついてる。」
いつのまにかりっちゃんの後ろにいた玲が自分の頰を指差した。
「ち、違うの!これは…」
「とにかくもう愛に近づかないでください。ほら、愛。部屋に入って。」
りっちゃん、どうしたんだろう。