一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
memory:23
「愛ーー!ハッピーバースデー!!」
今日は午前中だけ登校日。
幸か不幸かバレンタインの日に登校日なんて、先生も何を考えるんだか…
そしてバレンタインデー、つまりは私たち、あたしと玲の18回目の誕生日。
「朝から多すぎ、何このバカみたいな量のパンケーキ…」
「夜は俺、バイトなんだよ!どうしてもって言われてて…くそっ!」
何かに怒りをぶつけるりっちゃんは朝早くから何枚ものパンケーキをホットプレートで焼いていた。
「おめでとう、愛、玲。これは俺から。俺も夜はサークルの集まりがあって…ごめんな。」
優兄は申し訳なさそうに包みを開いた。
「ありがとう!開けてもいい?」
「うん、どうぞ。」
いくつになってもプレゼントをもらうときはワクワクドキドキするものだ。
「わあ!かわいい…」
包みから出てきたのは赤い定期入れ。
革製で隅にaiって名前が入ってる!
おしゃれだしかわいいし、さすが優兄!!
今日は午前中だけ登校日。
幸か不幸かバレンタインの日に登校日なんて、先生も何を考えるんだか…
そしてバレンタインデー、つまりは私たち、あたしと玲の18回目の誕生日。
「朝から多すぎ、何このバカみたいな量のパンケーキ…」
「夜は俺、バイトなんだよ!どうしてもって言われてて…くそっ!」
何かに怒りをぶつけるりっちゃんは朝早くから何枚ものパンケーキをホットプレートで焼いていた。
「おめでとう、愛、玲。これは俺から。俺も夜はサークルの集まりがあって…ごめんな。」
優兄は申し訳なさそうに包みを開いた。
「ありがとう!開けてもいい?」
「うん、どうぞ。」
いくつになってもプレゼントをもらうときはワクワクドキドキするものだ。
「わあ!かわいい…」
包みから出てきたのは赤い定期入れ。
革製で隅にaiって名前が入ってる!
おしゃれだしかわいいし、さすが優兄!!