一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
見てみたいかも!

「で、愛、ついてきてくれない?」

ええっ!?

ついて行くって、ミカリンのデートに!?

そんなの無理だよ!

完全にあたし、お邪魔虫じゃん!

「それは相手の人にも失礼だよ!向こうはきっとミカリンと二人で行きたいはずだもん!」

「いきなり二人なんて無理よ!愛がついてきてくれないなら私、断るわ。」

あたしのせいで断るの!?

そんなのもっとダメだよ!

「浅丘君も誘って二人でならいいでしょ?」

うーん…

浅丘君、来るかなぁ?

「わかった、一応聞いてみとくね。」

放課後、さっそく浅丘君にしたメール。

返事が来たのは夜。

晩御飯の片付けを終えて、やっと一息ソファに座ったところに。

《ごめん!その日は寮の荷物まとめなくちゃいけない!ごめんな!相沢さんに楽しんでって伝えて!》

無理かー、なら仕方ないよね。

ミカリンにも言おうっと…

そう思ってメールを打ち始めたその時、急に携帯が震えた。
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