一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season

それから始まった相楽君によるミカリンの魅力は本当に言葉通り語りつくせなかった。

うん、ミカリンがキラキラの目をしてサインを手にご機嫌で帰ってくるまでね！

「ほんとに真面目で優しくて！俺すごいバカだったんすけど相沢さんと出会って、絶対俺大学行きたいって思って…」

「最初は相沢さんと同じ大学目指そうと思ったんだけど、志望動機がそれじゃ不純すぎる！何のために大学に行くの！親のお金でしょ！って一喝されちゃって…俺目からウロコですよ！」

「たまに照れたり、笑ってくれたり、そういうところもレアでかわいいし、本当に大好きなんですよ！」

うん、すごーーーーーっくわかった！！！

相楽君、あなたミカリンが大好きなんだね！

「あ、ごめんね！俺って付き合ってもないのにノロケすぎっすね！」

いや、でもミカリンにはこのくらいグイグイな方がいいのかも。

「二人とも何の話ししてたの？」

「ヒミツっす！」