一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
E組の教室からひょっこり顔をのぞかせた、ツヤツヤサラサラポニーテールの女の子。
そうだ!
「梨子ちゃん!お願い!体操服を貸してください!」
「あら、愛、借りれたの?」
もうすでにグラウンドを走り終わったミカリンがあたしの体操服を見て言う。
「うん、たまたま廊下で会って貸してくれたんだ。」
梨子ちゃん、本当にありがとう!
「一ノ瀬さーん、こいつの体操服グシャグシャだよ?いいのー?」
「もう!恭平は余計なこと言わないでいいから!愛ちゃん、あたしのでよければどうぞ!まだ使ってないし、バレー部の着替えでもう一枚あるから!」
相変わらずな梨子ちゃんたちの優しさになんとかことなきを得たのでした。
「笹岡さんってバレー部の人?ふーん、愛ってそういう人たちとも仲良いんだ。」
そ、そういう人たちってなんだか引っかかる言い方だな…
「去年修学旅行で仲良くなったの。」
たのしかったなあ、北海道。
そうだ!
「梨子ちゃん!お願い!体操服を貸してください!」
「あら、愛、借りれたの?」
もうすでにグラウンドを走り終わったミカリンがあたしの体操服を見て言う。
「うん、たまたま廊下で会って貸してくれたんだ。」
梨子ちゃん、本当にありがとう!
「一ノ瀬さーん、こいつの体操服グシャグシャだよ?いいのー?」
「もう!恭平は余計なこと言わないでいいから!愛ちゃん、あたしのでよければどうぞ!まだ使ってないし、バレー部の着替えでもう一枚あるから!」
相変わらずな梨子ちゃんたちの優しさになんとかことなきを得たのでした。
「笹岡さんってバレー部の人?ふーん、愛ってそういう人たちとも仲良いんだ。」
そ、そういう人たちってなんだか引っかかる言い方だな…
「去年修学旅行で仲良くなったの。」
たのしかったなあ、北海道。