一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
「もしかして相沢の彼氏とか?お前ブス専なの?」

「…相楽君、いいから。」

ミカリン、だけどすごく辛そうだよ。

「相沢さんは…!すごくかわいい!!絶対かわいい!かわいいんだ!!」

相楽君…

「いこ!!!」

相楽君はミカリンにむかっていった。

相楽君はミカリンの手を掴んでどんどん歩いて行っちゃう。

あたしもどうしたらいいのかわからないけど、一応ついて行く。

「相楽君!痛いよ!」

ミカリンの声にやっと相楽君は足を止めた。

「あっ、すみません…」

さっきまでの威勢の良さはなくなってて。

「余計なこと、言わなくていいから。慣れてるし。」

ミカリン…

「ごめんね、けど…」

相楽君はミカリンの目線に合わせてすこしかがんだ。

「それは俺にも失礼っすよ!」

「は?」

「だって俺は相沢さんのこと、世界一かわいいって思ってるから。そんなことに慣れないでよ!だったらかわいいって言われるのが慣れちゃうくらい、俺が毎日相沢さんにかわいいっていう!」
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