一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
memory:32
朝、ドキドキしながら駅に向かう。
肩の1日分の荷物がズシっと重くて、今日はもうここには帰ってこないんだってことを証明してるみたい。
いよいよ今日から浅丘君との旅行に出かける。
りっちゃんってば朝早いのにわざわざ玄関まで見送りしてくれた。
「愛…!…ううっ…た、楽しんで…き、て、な…」
なんてなきそうな声で言ってた。
りっちゃん本当にあたしのこと心配してくれてることはわかった。
「愛!」
先に来ていた浅丘君の姿が目に入ると、また心拍が早くなる。
「じゃあ、行こうか。」
「は、はい…!」
始まっちゃった、あたしのはじめての好きな人との旅行!
電車の中は思ったより空いてて、あたしたちは隣同士に座った。
ど、どうしよう…
なんか話さなくちゃ!
「あの!ひ、引越しの準備はどんな感じ?」
どんな感じってなによ!
あー、あたしって本当話術なし!
「だいぶ進んだよ、涼太と恵海が手伝ってくれたんだ。」
肩の1日分の荷物がズシっと重くて、今日はもうここには帰ってこないんだってことを証明してるみたい。
いよいよ今日から浅丘君との旅行に出かける。
りっちゃんってば朝早いのにわざわざ玄関まで見送りしてくれた。
「愛…!…ううっ…た、楽しんで…き、て、な…」
なんてなきそうな声で言ってた。
りっちゃん本当にあたしのこと心配してくれてることはわかった。
「愛!」
先に来ていた浅丘君の姿が目に入ると、また心拍が早くなる。
「じゃあ、行こうか。」
「は、はい…!」
始まっちゃった、あたしのはじめての好きな人との旅行!
電車の中は思ったより空いてて、あたしたちは隣同士に座った。
ど、どうしよう…
なんか話さなくちゃ!
「あの!ひ、引越しの準備はどんな感じ?」
どんな感じってなによ!
あー、あたしって本当話術なし!
「だいぶ進んだよ、涼太と恵海が手伝ってくれたんだ。」