一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
はるひちゃん…
そんな悲しい笑顔で言うの、やめようよ…?
「玲君はねー、まあ普段から静かだし、けどいざという時はちゃんと言ってくれるでしょ?」
「まあ、ね…えへへ…」
はるひちゃん、なんてかわいいの!
あたしでよければ何回だって言うよ、はるひちゃんかわいい!!!
ていうか玲は絶対はるひちゃんのことかわいいって思ってるし、大好きだって思ってる。
だってあたし、ちゃんと知ってる。
家族水入らずで最後は、って気を使ってくれたはるひちゃんに前日の夜、長電話してたこと。
「いいなぁ、あたしなんかちゃんと好きだって言われたの、告白された時以来ないかも…」
梨子ちゃんがため息をつく。
「優しくもされないし、クールでもないし、悪口ばっかり言ってくるし、なんか彼女っていうより悪友っていうか、ライバルっていうかさ。」
「なに言ってんの、恭平君梨子のこと大好きじゃないの。見てたらわかるよ。」
芽衣ちゃんが言う。
そうだよね、鈍感ってよく言われるあたしでさえそれはわかるくらいだもん。
そんな悲しい笑顔で言うの、やめようよ…?
「玲君はねー、まあ普段から静かだし、けどいざという時はちゃんと言ってくれるでしょ?」
「まあ、ね…えへへ…」
はるひちゃん、なんてかわいいの!
あたしでよければ何回だって言うよ、はるひちゃんかわいい!!!
ていうか玲は絶対はるひちゃんのことかわいいって思ってるし、大好きだって思ってる。
だってあたし、ちゃんと知ってる。
家族水入らずで最後は、って気を使ってくれたはるひちゃんに前日の夜、長電話してたこと。
「いいなぁ、あたしなんかちゃんと好きだって言われたの、告白された時以来ないかも…」
梨子ちゃんがため息をつく。
「優しくもされないし、クールでもないし、悪口ばっかり言ってくるし、なんか彼女っていうより悪友っていうか、ライバルっていうかさ。」
「なに言ってんの、恭平君梨子のこと大好きじゃないの。見てたらわかるよ。」
芽衣ちゃんが言う。
そうだよね、鈍感ってよく言われるあたしでさえそれはわかるくらいだもん。