一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
「あたしなんかが浅丘君の彼女でいいのかな…」
「へ?」
浅丘君が顔を上げた。
ど、どうしよう!
ついぽろっと心の中で考えていたことが出ちゃった…
「…はあ…」
ため息!?
怒ってる?
浅丘君、顔がどんどん険しくなってる!
「怒ってる、の?」
「怒ってるよ、…愛にじゃなくて、自分に。」
自分に?
なんで!?
「俺、昔からよく帆華に言われてたんだ、女心がわかってないって。確かに俺は、女の子の気持ちってよくわからない…けど、愛のこと俺なりに大切にしようって思ってたから…」
いつの間にか、浅丘君の腕の中にいた。
し、心臓が!!
あたし、あたし家で!しかも自分の部屋でこんなこと!
「俺は愛が好きなのに、その思いをちゃんと伝えられてなかった自分にムカついてる。」
好き、その言葉だけでもう何もいらないくらいに、羽が生えて飛んでいきそうなくらいに嬉しくて。
「へ?」
浅丘君が顔を上げた。
ど、どうしよう!
ついぽろっと心の中で考えていたことが出ちゃった…
「…はあ…」
ため息!?
怒ってる?
浅丘君、顔がどんどん険しくなってる!
「怒ってる、の?」
「怒ってるよ、…愛にじゃなくて、自分に。」
自分に?
なんで!?
「俺、昔からよく帆華に言われてたんだ、女心がわかってないって。確かに俺は、女の子の気持ちってよくわからない…けど、愛のこと俺なりに大切にしようって思ってたから…」
いつの間にか、浅丘君の腕の中にいた。
し、心臓が!!
あたし、あたし家で!しかも自分の部屋でこんなこと!
「俺は愛が好きなのに、その思いをちゃんと伝えられてなかった自分にムカついてる。」
好き、その言葉だけでもう何もいらないくらいに、羽が生えて飛んでいきそうなくらいに嬉しくて。