一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
浅丘君、どう思ったのかな。

今日一緒に帰りたいな。


「ごめん、今日は帰れないんだ!」

ガン!

勇気振り絞って誘ったから結構ショック!

「愛、この後B組の教室の前に来てくれない?」

へ?

なんで?

「じゃ、俺先に行ってるから!」

浅丘君はそういうと体育館を出て行ってしまった。

あたしは疑問に思いつつも着替えを済ますとB組に向かう。

夕方の校舎って少し不気味。

なんかお化けでそうなんだもん…

B組の教室の前まで来て、中から声が聞こえたから足を止めた。

少しだけ開いてるドアから中を見てみると、そこにいたの浅丘君と、ミカリン!?

もしかしてミカリン、浅丘君に告白?

じゃあなんで浅丘君は知ってたの?

どうしてあたしにここに来てって言ったの?

「来てくれて、ありがとう!」

「ううん、こっちこそ、試合の時はありがとな!助かったよ。」

うう、ここからじゃミカリンの顔はよく見えないし、浅丘君は完全に背中しか見えないよ〜…
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