一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season
久住君、前に言ってた。
「聡太を恨んでるわけじゃない、わかってる、あいつは俺のこと考えてくれてること。」
誰のせいでもないんだよね。
みんな全力で戦って、それでもどうやったって勝負がつく世界なんだ。
「…だからそんなこと言うな、お前以外キャプテンは務まらなかった。」
浅丘君の目にはうっすら涙が浮かんでいる。
ほのちゃんの目にも、葉ちゃんの目にも。
「…ありがとう。」
その日の帰り道、今日はほのちゃんと葉ちゃんと久住君と浅丘君で帰ったら?と提案したものの、ほのちゃんにあえなく却下されて打ち上げであるファミレス会場まで二人でこいと言われたあたし。
何話そう…
一応マネージャーからも一言ってあったけど全然うまく話せなかった。
「お待たせ、愛。」
部室から最後に出てきた浅丘君。
あたしたちは並んで歩き始める。
「お疲れさま、浅丘君。」
「愛こそ、今日までありがとな!」
「聡太を恨んでるわけじゃない、わかってる、あいつは俺のこと考えてくれてること。」
誰のせいでもないんだよね。
みんな全力で戦って、それでもどうやったって勝負がつく世界なんだ。
「…だからそんなこと言うな、お前以外キャプテンは務まらなかった。」
浅丘君の目にはうっすら涙が浮かんでいる。
ほのちゃんの目にも、葉ちゃんの目にも。
「…ありがとう。」
その日の帰り道、今日はほのちゃんと葉ちゃんと久住君と浅丘君で帰ったら?と提案したものの、ほのちゃんにあえなく却下されて打ち上げであるファミレス会場まで二人でこいと言われたあたし。
何話そう…
一応マネージャーからも一言ってあったけど全然うまく話せなかった。
「お待たせ、愛。」
部室から最後に出てきた浅丘君。
あたしたちは並んで歩き始める。
「お疲れさま、浅丘君。」
「愛こそ、今日までありがとな!」