恋愛最前線
激しくなる 息遣い…

「誰かいるかも…」

「見えないよ。暗くて…」

彼はいつものように彼女の首や胸にキスをした…
「海の味だ」

惣市は笑う…。


「好きだよ…帰りたくない」

彼の言葉に 彼女も頷いた。


彼女が上になる。

彼の唇を触る。
顔を触る。

まだ… 皮膚が柔らかい。

髭も、少ない。


首筋 胸にキスを…

「海の味…」

2人とも笑った。

し終えても。

ずっとくっついていた。
「寒くない?」
智身は彼のシャツを着ていたが、彼は 上半身裸だった。

「くっついてるから暖かい」

「寒くなったら、戻ろうね…」

「うん…。東京戻ったら、どれくらい会える?」
「就活あるからねぇ…。でも、講義は少ないから、時間はたくさん取れるよ」

「良かった…。じゃあ」
惣市は、彼女の後ろから抱き締める。

「惣市くんも受験はなくても、一応いろいろあるでしょ?」

「10月になったら単車の免許取りに行くよ。あとはヤル事ねーモン」

「そっかぁ…」


2人は、そろそろ 別荘に戻る…。


既に 真っ暗でシーンとしていた。


2人は、シャワーを浴びる。


彼の部屋で、その晩は 朝まで 抱き合い続けた。

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