恋愛最前線
智身の帰りを待つ。
いつもどおり。
夕食を終えて、ソファでくつろぐ。
惣市は、智身の目の前に、手提げ袋を差し出した。
「なんなん?」
「あけて」
大きさ、形から、アクセサリーだとはわかったが・・・。
「貸して・・・。後ろ向いて」
惣市は、ネックレスを取ると彼女に着ける。
「うん。似合う似合う」
「どうしたの?」
「かったの。ダイジョブ、盗んでないよ」
「お金、・・・お父さんの?」
「違うよ。明良のとこでバイトしてる。言ってなかったけど。・・・給料でたから・・・。あと、これ」
惣市は、茶封筒を智身に差し出した。
何度目の封筒だ・・・
中身は、3万円。
「なにこれも」
「さっきから、なになにばっかだな・・・」
惣市は笑う。
「生活費。今日は、それ買ったから少ないけど。これからはもう少し入れるから」
智身は、
「・・・惣市君。気持ちは嬉しいけど・・・。貰えない。まだ、中学生なんだし、ホントは、バイトだってしちゃだめだし・・・」
惣市は、黙ってしまった。
「もっと、喜んで貰えると思った・・・」
「嬉しいよ。すごく、嬉しい。でも、まだ、こんなことしなくていいよ・・・」
「じゃあ、どうしたらいいんだよっ!?」
惣市は、怒鳴る。アクセサリーの入っていた袋、箱を床に叩きつけた。
「いらねーなら、すてればいい」
惣市は、立ち上がるとマンションの部屋を出て行く。
「惣市君ッ」
彼は、彼女の言葉を聞かずに、出て行ってしまった。
「待ってよ・・・、もぅ・・・待ってよ・・・」
智身は、なんだかわからず・・・
床に座り込んだ。
床に、1粒、2粒、涙が落ちた・・・。
いつもどおり。
夕食を終えて、ソファでくつろぐ。
惣市は、智身の目の前に、手提げ袋を差し出した。
「なんなん?」
「あけて」
大きさ、形から、アクセサリーだとはわかったが・・・。
「貸して・・・。後ろ向いて」
惣市は、ネックレスを取ると彼女に着ける。
「うん。似合う似合う」
「どうしたの?」
「かったの。ダイジョブ、盗んでないよ」
「お金、・・・お父さんの?」
「違うよ。明良のとこでバイトしてる。言ってなかったけど。・・・給料でたから・・・。あと、これ」
惣市は、茶封筒を智身に差し出した。
何度目の封筒だ・・・
中身は、3万円。
「なにこれも」
「さっきから、なになにばっかだな・・・」
惣市は笑う。
「生活費。今日は、それ買ったから少ないけど。これからはもう少し入れるから」
智身は、
「・・・惣市君。気持ちは嬉しいけど・・・。貰えない。まだ、中学生なんだし、ホントは、バイトだってしちゃだめだし・・・」
惣市は、黙ってしまった。
「もっと、喜んで貰えると思った・・・」
「嬉しいよ。すごく、嬉しい。でも、まだ、こんなことしなくていいよ・・・」
「じゃあ、どうしたらいいんだよっ!?」
惣市は、怒鳴る。アクセサリーの入っていた袋、箱を床に叩きつけた。
「いらねーなら、すてればいい」
惣市は、立ち上がるとマンションの部屋を出て行く。
「惣市君ッ」
彼は、彼女の言葉を聞かずに、出て行ってしまった。
「待ってよ・・・、もぅ・・・待ってよ・・・」
智身は、なんだかわからず・・・
床に座り込んだ。
床に、1粒、2粒、涙が落ちた・・・。