恋愛最前線
うそはつきたくない
2人の生活が始まり、2ヶ月が過ぎようとしていた。


ある日の出来事。

「智身。ちょっといい?」

「どうしたの?」

「うーん…。明良には智身のこと話してるじゃん」
智身は、洗濯物を干しながら、それで~?
とベランダから。

「女子なんだけど、サチコってゆって、明良と3人でなかよしっつーか。今日さ、晩飯ウチでみんなでくわない?」

「いいよ。今日バイトもないし」

「じゃあ、あとで明良に電話しとくね」

「うん。わかった」


智身は、寝室で レポートがあるから 何かあったら呼んでといって、寝室へ。


惣市は明良に電話をする。

「まぢっすかぁ?OK。サチコは俺電話するよ。なんかかってくもんある?」

「アイツ今日レポートしてるから、俺ら作ろうか?」
「いいけど、お前作れんの?」
「なんとかなるべ」

いつものように 予定は未定…


惣市は、智身に明良とまちあわせしてくると 言うと、自転車で駒沢の駅まで走る。


「ヤポ。あと1時間したら、サチコ駅来るってよ」

「じゃあ買い物いくか?」

2人は、大型スーパーへ向かう。

「何する?」
「焼肉はむりだから。すき焼は?」
「いい、いい決まり」


2人はすき焼に 入っている具を思い出しながら…
「ヤベー!俺カードつかえねんだ…」

「どしたのよ?」
明良は俺 金あるよと…
惣市は理由をはなす。

明良は大爆笑している。

「お前…おもしろいね。先がすげー楽しみだ。てかオッさんなかなかやるね~」


「俺にとっては大問題なんだよな…」

2人は、駅前でサチコを拾うと 智身のマンションへ向かう。
< 64 / 77 >

この作品をシェア

pagetop