国に尽くして200年、追放されたので隣国の大賢者様に弟子入りしました
「それはなかなか興味深い意見だ。君から出るとは思わなかったけど……。でも、そうだね。僕もその可能性はあると思うよ」
「フェルもそう思うの?」
「まあ考えたことはあるよ。あのルティシアの瘴気は不自然な点が多。だけど証拠が掴めないから、いつも仮説で終わるんだ」
フェルディナンドの言うことはもっともだ。
「証拠ね……。今回の瘴気が人工的なものだったと仮定するとね、これだけでは終わらない気がするわ。そうなれば絶対に尻尾を出すはず。私、絶対に証拠を掴むわ」
ニーナは今回の瘴気の件に対して怒りを感じていた。
あの瘴気は絶対にルティシアが絡んでいる。
聖女の浄化不足なのか意図的な攻撃なのかは分からないが、なんの関係もないセレンテーゼの人々が苦しむのは見ていられなかった。
(原因を突き止めて、絶対瘴気をすべて消してみせるわ! もう方法だってあるんだもの!)
「ははっ、随分と威勢がいいね。証拠が手に入れば、あの国を好きにできるだろうね」
「フェルも協力してくれる?」
「それはこっちの台詞。前も言ったでしょ。僕はルティシアを変えたいんだからさ」
「フェルもそう思うの?」
「まあ考えたことはあるよ。あのルティシアの瘴気は不自然な点が多。だけど証拠が掴めないから、いつも仮説で終わるんだ」
フェルディナンドの言うことはもっともだ。
「証拠ね……。今回の瘴気が人工的なものだったと仮定するとね、これだけでは終わらない気がするわ。そうなれば絶対に尻尾を出すはず。私、絶対に証拠を掴むわ」
ニーナは今回の瘴気の件に対して怒りを感じていた。
あの瘴気は絶対にルティシアが絡んでいる。
聖女の浄化不足なのか意図的な攻撃なのかは分からないが、なんの関係もないセレンテーゼの人々が苦しむのは見ていられなかった。
(原因を突き止めて、絶対瘴気をすべて消してみせるわ! もう方法だってあるんだもの!)
「ははっ、随分と威勢がいいね。証拠が手に入れば、あの国を好きにできるだろうね」
「フェルも協力してくれる?」
「それはこっちの台詞。前も言ったでしょ。僕はルティシアを変えたいんだからさ」