俺の妻に手を出すな~離婚前提なのに、御曹司の独占愛が爆発して~
吐息交じりの苦しそうな声が聞こえたと同時に抱き寄せられて、蒼真の胸に顔を埋めていた。
「あの」
とっさに離れようとした里穂よりも早く蒼真の腕が里穂の背中に周り、さらに強く胸に押しつけられた。
「里穂」
蒼真は里穂がここにいるのを確かめるように何度も名前を呼び、そして里穂の背中を撫でている。
「どうしたんですか……んっ」
顔を上げると、待ち構えていたように素早く両手で頰を包み込まれ、唇が重なった。
なんの前触れもなく落ちてきた唇に里穂の心臓が大きく跳ねる。
「は……っん」
間を置かず蒼真の舌が里穂の唇を割り開き、当然のように口内に入って動き始める。
強引に舌を絡められる激しい口づけに、里穂は息を乱し蒼真の身体にしがみついた。
教えられたように自らも舌をからめ応えるものの、満足できないのか蒼真はさらに奥へと舌を押しつけてくる。
「そ、そうま……さん」
息が苦しくて呼吸ができない。けれどこのまま蒼真の熱に夢中になっていたい。
里穂は浅い呼吸を繰り返しながら、蒼真の舌を追いかけ自身の舌を絡め合った。
するとさらに奥まで蒼真の舌が差し入れられて、いよいよ頭の中が真っ白になっていく。
「……はっ」
息苦しさに我慢できず、里穂は思わず蒼真の胸を押しやった。
「はあ……はあ」
蒼真の胸に力なく頰を押しつけ、里穂は酸素を取り込むように深い呼吸を繰り返した。
「あの」
とっさに離れようとした里穂よりも早く蒼真の腕が里穂の背中に周り、さらに強く胸に押しつけられた。
「里穂」
蒼真は里穂がここにいるのを確かめるように何度も名前を呼び、そして里穂の背中を撫でている。
「どうしたんですか……んっ」
顔を上げると、待ち構えていたように素早く両手で頰を包み込まれ、唇が重なった。
なんの前触れもなく落ちてきた唇に里穂の心臓が大きく跳ねる。
「は……っん」
間を置かず蒼真の舌が里穂の唇を割り開き、当然のように口内に入って動き始める。
強引に舌を絡められる激しい口づけに、里穂は息を乱し蒼真の身体にしがみついた。
教えられたように自らも舌をからめ応えるものの、満足できないのか蒼真はさらに奥へと舌を押しつけてくる。
「そ、そうま……さん」
息が苦しくて呼吸ができない。けれどこのまま蒼真の熱に夢中になっていたい。
里穂は浅い呼吸を繰り返しながら、蒼真の舌を追いかけ自身の舌を絡め合った。
するとさらに奥まで蒼真の舌が差し入れられて、いよいよ頭の中が真っ白になっていく。
「……はっ」
息苦しさに我慢できず、里穂は思わず蒼真の胸を押しやった。
「はあ……はあ」
蒼真の胸に力なく頰を押しつけ、里穂は酸素を取り込むように深い呼吸を繰り返した。