SECOND♢HERO
にしてもさっきから先輩、なんか元気ないような。
「花恋先輩?どうしたんですか?」
「えっ?…ううん、ちょっと人混みに酔っちゃったのかな。」
「じゃあ、校舎の方、行きません?あそこなら静かだし、人もいないと思います。」
俺は先輩と誰もいない講義室に入った。
「へえ、朝比奈大の講義室って広いね。」
「そうですか?」
珍しそうにあたりを見回す先輩。
なんか、こうやって二人きりになるの、久しぶりな気がする。
最近お互い学祭の準備に追われて、一緒に帰るくらいしかしてなかったから。
…なんか、ちょっと、…
ヤバイ、かも。
「ねえ、梓君。見てみて、ここに面白い落書きがあるよ。」
「どこですか?」
気を紛らわすように食いついたのがバカだった。
ぐっと近づいた先輩の顔。
目があって、恥ずかしくなって、そらす。
そしてもう一度、合わせる。
俺は先輩のほっぺを撫でた。
「花恋先輩?どうしたんですか?」
「えっ?…ううん、ちょっと人混みに酔っちゃったのかな。」
「じゃあ、校舎の方、行きません?あそこなら静かだし、人もいないと思います。」
俺は先輩と誰もいない講義室に入った。
「へえ、朝比奈大の講義室って広いね。」
「そうですか?」
珍しそうにあたりを見回す先輩。
なんか、こうやって二人きりになるの、久しぶりな気がする。
最近お互い学祭の準備に追われて、一緒に帰るくらいしかしてなかったから。
…なんか、ちょっと、…
ヤバイ、かも。
「ねえ、梓君。見てみて、ここに面白い落書きがあるよ。」
「どこですか?」
気を紛らわすように食いついたのがバカだった。
ぐっと近づいた先輩の顔。
目があって、恥ずかしくなって、そらす。
そしてもう一度、合わせる。
俺は先輩のほっぺを撫でた。