SECOND♢HERO
にこにことラムネの瓶を持って笑う花恋先輩。
なんだ…いなくなったのかと思った…
「はいっ、どうぞ!」
でもすごく嬉しそうな先輩に何も言えない。
まあ、いっか。
「ありがとうございます!」
ラムネなんて飲むの、いつぶりだろう。
今でもビー玉、入ってんのな。
小さい頃このビー玉を取り出そうとして瓶を無理やり割って、母さんにめちゃくちゃ怒られたっけ。
「次は何します?」
花恋先輩の視線は、どこか違うところへ。
その視線の先をたどると、そこには…
「大和…」
先輩の唇がかすかに動いた。
楽しそうに笑い合っている大和とさくちゃん。
さっきまで笑顔だった先輩の顔が、とたんに元気がなくなっているのがよくわかる。
「先輩、俺お腹空きました!なにか食べましょうよ。」
そう明るく言ってみても、先輩の目線は二人から外れない。
…やっぱりまだ、先輩は大和のことを忘れられないんだ。
なんだ…いなくなったのかと思った…
「はいっ、どうぞ!」
でもすごく嬉しそうな先輩に何も言えない。
まあ、いっか。
「ありがとうございます!」
ラムネなんて飲むの、いつぶりだろう。
今でもビー玉、入ってんのな。
小さい頃このビー玉を取り出そうとして瓶を無理やり割って、母さんにめちゃくちゃ怒られたっけ。
「次は何します?」
花恋先輩の視線は、どこか違うところへ。
その視線の先をたどると、そこには…
「大和…」
先輩の唇がかすかに動いた。
楽しそうに笑い合っている大和とさくちゃん。
さっきまで笑顔だった先輩の顔が、とたんに元気がなくなっているのがよくわかる。
「先輩、俺お腹空きました!なにか食べましょうよ。」
そう明るく言ってみても、先輩の目線は二人から外れない。
…やっぱりまだ、先輩は大和のことを忘れられないんだ。