SECOND♢HERO
「好きです、花恋先輩。」
そして俺は、そのまま初めて、キスをした。
初めて触れた、唇は思っていた以上に柔らかくて。
「やっ…!」
ドンッと大きな音がして、我に返る。
空には花火が上がっていた。
目の前の先輩の顔を花火が照らしだす。
俺、今、花恋先輩に…
いや、無意識なんかじゃない。
わざと、だ。
「俺のこと、都合のいい男にしてください。大和を忘れるために利用してくれてもいいです。」
それでも、先輩のそばにいたいんだ。
「先輩、俺を見てください。」
まっすぐ見つめた先輩の頬は赤く染まっていた。
せっかくの花火もまるで目に入らない。
俺が見ているのは先輩、あなただけです。
都合のいい男にしてよ、先輩。
とことん俺を利用していいからさ。
俺はずっと待ってるから。
花恋先輩がいつか、俺だけを見てくれる日が来ることを。
そして俺は、そのまま初めて、キスをした。
初めて触れた、唇は思っていた以上に柔らかくて。
「やっ…!」
ドンッと大きな音がして、我に返る。
空には花火が上がっていた。
目の前の先輩の顔を花火が照らしだす。
俺、今、花恋先輩に…
いや、無意識なんかじゃない。
わざと、だ。
「俺のこと、都合のいい男にしてください。大和を忘れるために利用してくれてもいいです。」
それでも、先輩のそばにいたいんだ。
「先輩、俺を見てください。」
まっすぐ見つめた先輩の頬は赤く染まっていた。
せっかくの花火もまるで目に入らない。
俺が見ているのは先輩、あなただけです。
都合のいい男にしてよ、先輩。
とことん俺を利用していいからさ。
俺はずっと待ってるから。
花恋先輩がいつか、俺だけを見てくれる日が来ることを。