SECOND♢HERO
「ごめんなさい、わたし…」
とりあえずゆっくり話ができるところ、そう考えて浮かんだのは家しかなかった。
幸い、今日は柚は面接練習らしく、学校に行ってていないし、葉も部活。
パン屋を営む両親も休日出勤でいない。
「いえ、何か飲みますか?」
ていうかとっさにここに連れて来ちゃったけど、かなり大胆な行動しちゃってない?
だって、わが家に花恋先輩がいる。
こんな、こんな夢みたいなこと、ないよな!
「ありがとう…」
やっぱり今日の先輩はいつもと違う。
「…何も聞かないの?」
お茶を飲みながら先輩はつぶやくように言った。
知りたい、何があったのか。
この前大和が言っていたことか?
けど…
「先輩が話したくなったらでいいですよ。話したくないこともあるでしょうし…」
無理矢理には聞かない。
だってそれじゃあ彼氏としての意味、ないからな。
「…聞いて、ほしい。」
先輩は俺を見た。
とりあえずゆっくり話ができるところ、そう考えて浮かんだのは家しかなかった。
幸い、今日は柚は面接練習らしく、学校に行ってていないし、葉も部活。
パン屋を営む両親も休日出勤でいない。
「いえ、何か飲みますか?」
ていうかとっさにここに連れて来ちゃったけど、かなり大胆な行動しちゃってない?
だって、わが家に花恋先輩がいる。
こんな、こんな夢みたいなこと、ないよな!
「ありがとう…」
やっぱり今日の先輩はいつもと違う。
「…何も聞かないの?」
お茶を飲みながら先輩はつぶやくように言った。
知りたい、何があったのか。
この前大和が言っていたことか?
けど…
「先輩が話したくなったらでいいですよ。話したくないこともあるでしょうし…」
無理矢理には聞かない。
だってそれじゃあ彼氏としての意味、ないからな。
「…聞いて、ほしい。」
先輩は俺を見た。