SECOND♢HERO
花恋先輩にそう言われると、ものすごく嬉しい。
「それと、もう一つ俺の夢があるんです。」
これはもう、ずっと前からの夢。
「俺、夏休みに先輩に二番目でもいい、都合のいいように利用してくれてもいい、って言いました。」
先輩が少しでも俺のことを見てくれたら、考えてくれたら、それでよかった。
でも、花恋先輩の彼氏として一緒に過ごすうちに、俺の欲はどんどん大きくなっていって。
「俺は、先輩の本当の彼氏になりたい。本当の好きな人になりたいです。」
これが俺の、もうひとつの夢。
「花恋先輩、大好きです。」
先輩の目を見て、いう。
もう恥ずかしくなんてなかった。
「…先輩は、まだ大和のこと、忘れられない?」
だからそんなふうに、また俺の目を見ないの?
胸がぎゅっと鷲掴みにされたように痛い。
どうやったって、大和を先輩の中から消し去ることはできないのか。
「…だって…」
「それと、もう一つ俺の夢があるんです。」
これはもう、ずっと前からの夢。
「俺、夏休みに先輩に二番目でもいい、都合のいいように利用してくれてもいい、って言いました。」
先輩が少しでも俺のことを見てくれたら、考えてくれたら、それでよかった。
でも、花恋先輩の彼氏として一緒に過ごすうちに、俺の欲はどんどん大きくなっていって。
「俺は、先輩の本当の彼氏になりたい。本当の好きな人になりたいです。」
これが俺の、もうひとつの夢。
「花恋先輩、大好きです。」
先輩の目を見て、いう。
もう恥ずかしくなんてなかった。
「…先輩は、まだ大和のこと、忘れられない?」
だからそんなふうに、また俺の目を見ないの?
胸がぎゅっと鷲掴みにされたように痛い。
どうやったって、大和を先輩の中から消し去ることはできないのか。
「…だって…」