SECOND♢HERO
もちろん、告白なんてとてもできない。
そう思っていたのに、たまたま学園祭の後夜祭で大和と二人きりになる機会があって。
「お疲れさま、速水君。」
「先輩こそ、ミスコンお疲れさまです。」
私は一人、教室にいて外で盛り上がるバンド活動の音を聞いていた。
するとがらりと扉が開いて、入ってきたのが大和。
「ここ、いいですか?」
「は、はい…」
隣にすわる大和に、すごくドキドキした。
私って意外と大胆だったのかもしれない。
だって考える暇もなく、口に出ていたから。
「速水君、私、あなたが好きです。」
ハッとして我に返ると、目の前には少し目を開いた大和。
やってしまった。
そう思って後悔した瞬間、
「…じゃあ、付き合いましょうか?」
かえってきたのは意外な言葉。
付き合うってことは、私、大和の彼女になれるってこと?
両思いだってこと?
「いいの?」
「先輩が告白したんでしょ、嫌なんですか?」
そう思っていたのに、たまたま学園祭の後夜祭で大和と二人きりになる機会があって。
「お疲れさま、速水君。」
「先輩こそ、ミスコンお疲れさまです。」
私は一人、教室にいて外で盛り上がるバンド活動の音を聞いていた。
するとがらりと扉が開いて、入ってきたのが大和。
「ここ、いいですか?」
「は、はい…」
隣にすわる大和に、すごくドキドキした。
私って意外と大胆だったのかもしれない。
だって考える暇もなく、口に出ていたから。
「速水君、私、あなたが好きです。」
ハッとして我に返ると、目の前には少し目を開いた大和。
やってしまった。
そう思って後悔した瞬間、
「…じゃあ、付き合いましょうか?」
かえってきたのは意外な言葉。
付き合うってことは、私、大和の彼女になれるってこと?
両思いだってこと?
「いいの?」
「先輩が告白したんでしょ、嫌なんですか?」